アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。
概況
(前月958円、前年同月968円)
- ■全国 – 6月平均時給 ~専門職系が大幅な伸び。その他の職種は依然、対前年比マイナスが続く
- 2009年6月の全国平均時給は、973円(前月958円、前年同月968円)で、前月比15円の増額。対前年同月の増加率は、0.5%となった。エリア別では、関東エリアが1,024円で最も高く、次いで関西エリア(985円)、東海エリア(953円)となった。
職種別では、専門職系が1,205円と最も高く、次いでサービス系(997円)、運輸職系(981円)となった。対前年同月の増加率は0.5%で、専門職系(12.3%)が大幅な伸びとなった以外は、全ての職種で対前年比マイナスとなっている。
- ■北海道 – 6月平均時給 ~平均時給811円。前月、前年同月ともに上回る
- 北海道エリアの平均時給は、811円(前月810円、前年同月795円)で、前月比1円の増額。職種別では、専門職系が954円で最も高く、次いでサービス系(855円)、事務系(815円)となった。 対前年同月の増加率は2.0%で、職種別ではサービス系(7.7%)、専門職系(5.5%)が比較的大きな増加幅となった。
- ■関東 – 6月平均時給 ~平均時給1,024円。前月比22円増
- 関東エリアの平均時給は、1,024円(前月1,002円、前年同月1,036円)で、前月比22円の増額。職種別では、専門職系が1,320円、次いで事務職系(1,073円)、サービス系(1,038円)となった。 対前年同月の増加率は-1.1%で、職種別では、大幅増となった専門職系(14.8%)を除く全ての職種で対前年比マイナスとなった。
- ■東海 – 6月平均時給 ~平均時給953円。10ヶ月連続対前年比減で停滞傾向が長期化
- 東海エリアの平均時給は、953円(前月959円、前年同月991円)で、前月比6円の減額。2008年12月に1,000円台を回復した以外は、昨年3月以降、1,000円を割り込む停滞傾向が続いている。職種別では、専門職系が1,033円で最も高く、次いでサービス系(1,032円)、運輸職系(1,010円)となった。 対前年同月の増加率は-3.9%で、10ヶ月連続の対前年比マイナス。職種別では事務系(8.0%)、フード系(0.7%)を除く全ての職種で対前年比マイナスとなった。
- ■関西 – 6月平均時給 ~平均時給985円。2ヶ月連続で対前年比プラスに
- 関西エリアの平均時給は、985円(前月973円、前年同月962円)で、前月比12円の増額。職種別では専門職系が1,254円で最も高く、次いでサービス系(1,017円)、事務系(972円)。 対前年同月の増加率は2.3%と、2ヶ月連続のプラスとなった。職種別では専門職系(16.2%)の増加幅が大きくなったほか、事務系(1.8%)、サービス系(0.1%)でもプラスとなった。
- ■九州 – 6月平均時給 ~平均時給827円。対前年比1.6%で2ヶ月連続プラス
- 九州エリアの平均時給は、827円(前月821円、前年同月814円)で、前月比6円の増額。職種別では、専門職系が934円で最も高く、次いで事務系(890円)、運輸職系(866円)となった。 対前年同月の増加率は、1.6%で2ヶ月連続のプラス。職種別では技能・労務系(-4.7%)、サービス系(-1.1%)を除く、すべての職種で前年同月比プラスとなった。
- 【2009年6月の結果から】
- 全国の対前年同月増加率は、0.5%で10ヶ月ぶりにプラスに転じた。ただ、時給の上昇は、関東、関西で専門職系の平均時給が大幅に上昇したことが影響しており、その他の職種では前年同月比マイナス。全体としては、時給の停滞傾向が続いている。
唯一の堅調が続いている専門職系は、対前年増加率12.3%で8ヶ月連続プラス。引き続き求人ニーズの高い看護師、薬剤師、福祉・介護・保育領域で時給水準が堅調に推移しているほか、夏期講習や夏休みの特別講座といった季節要因により家庭教師、塾講師などの時給が上昇傾向となっており、専門職系の時給上昇に影響しているものと考えられる。
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