アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。

概況

■全国 – 9月平均時給　～前月比9円減、前年比2円増

2009年9月の全国平均時給は、970円（前月979円、前年同月968円）で、前月比9円の減額、前年同月比2円の増額となった。エリア別では、関東エリアが1,035円で最も高く、次いで関西エリア（983円）、東海エリア（958円）となった。職種別では、専門職系が1,205円と最も高く、次いでサービス系（1,002円）、運輸職系（981円）と続いている。対前年同月の増加率は0.2％で、職種別では専門職系が12.5％と大幅な伸びとなっている。

■北海道 – 9月平均時給　～平均時給812円。前年比4ヶ月連続プラス

北海道エリアの平均時給は、812円（前月808円、前年同月800円）で、前月比4円の増額。職種別では、専門職系が905円で最も高く、サービス系（872円）、事務系（825円）と続いた。対前年同月の増加率は1.4％で、4ヶ月連続の前年比プラスとなったが、職種別ではサービス系（9.4％）、フード系（2.6％）、販売系（0.6％）を除く4職種で前年を下回った。

■関東 – 9月平均時給　～平均時給1,035円。2ヶ月連続の前年比プラスに

関東エリアの平均時給は、1,035円（前月1,042円、前年同月1,018円）で、前月比7円の減額。職種別では、専門職系が1,341円で最も高く、次いでサービス系（1,078円）、事務系（1,073円）となった。対前年同月の増加率は1.7％で、2ヶ月連続のプラス。職種別では専門職系が18.8%と大幅に増加している。

■東海 – 9月平均時給　～平均時給958円。13ヶ月連続前年比減で停滞傾向が長期化

東海エリアの平均時給は、958円（前月954円、前年同月992円）で、前月比4円の増額。2008年12月に1,000円台を回復した以外は、昨年3月以降、1,000円を割り込む停滞傾向が続いている。職種別では、専門職系が1,058円で最も高く、次いで運輸職系（1,025円）、サービス系（1,000円）となった。対前年同月の増加率は-3.4％で、13ヶ月連続の対前年比マイナス。職種別では専門職系（6.9％）、事務系（6.8％）で前年比プラスとなった以外、すべての職種で前年を下回り、全体では前年比マイナスに留まっている。

■関西 – 9月平均時給　～平均時給983円。5ヶ月連続の前年比プラス

関西エリアの平均時給は、983円（前月983円、前年同月963円）で、前月比同額。職種別では専門職系が1,237円で最も高く、次いでサービス系（1,024円）、運輸職系（989円）と続いた。対前年同月の増加率は2.0％と、5ヶ月連続のプラス。職種別ではフード系（-2.6％）、技能・労務系（-3.8％）を除く5職種で前年同月比プラスとなった。

■九州 – 9月平均時給　～平均時給822円。前年比-1.4％で再びマイナスに

九州エリアの平均時給は、822円（前月832円、前年同月834円）で、前月比10円の減額。職種別では、専門職系が928円で最も高く、次いで事務系（892円）、運輸職系（863円）となった。対前年同月の増加率は、-1.4％で、職種別では専門職系（2.9％）、販売系（1.9％）、運輸職系（0.6％）を除く、4職種で前年を下回っている。

【2009年9月の結果から】

全国の対前年同月増加率は、0.2％で2ヶ月連続の前年比プラスとなった。エリア別では、東海（-3.4％）、九州（-1.4％）を除く3エリアで前年比プラスとなっている。

職種別では、引き続き求人ニーズの高い看護師、薬剤師、福祉・介護・保育領域で時給水準が堅調に推移し、専門職系が、対前年増加率12.5％で11ヶ月連続プラスとなった。サービス系、運輸職系で3ヶ月連続の前年比プラスになるなど、一部で改善傾向がみられるものの、事務系で15ヶ月、フード系も7ヶ月連続で前年比を下回るなど、全体的な増加傾向とはいえず、停滞が続いている。特に、メーカーでは生産回復とそれに伴う人員の採用を再開する動きが出始めてはいるものの、時給の動きに影響はなく、製造工を含む技能・労務系は、全エリアで前年を下回り、25ヶ月連続の前年比マイナスとなっている。

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