アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。
概況
(前月968円、前年同月998円)
- ■ 全国 – 平均時給 985円。前月比17円の増額、前年比13円の減額
- 2011年6月の全国平均時給は、985円(前月968円、前年同月998円)で、前月比17円の増額、前年同月比では13円の減額となった
- ■ エリア別 – 3エリアで前年比マイナス 関東は3カ月連続マイナスに
- 2011年6月のエリア別平均時給は、関東エリアが1,046円と最も高く、次いで関西エリア(985円)、東海エリア(976円)、九州エリア(873円)、北海道エリア(813円)となった。 対前年増加率は、九州エリア(7.4%)、関西エリア(1.6%)を除いた3エリアで前年比マイナスとなり、全体では1.2%のマイナスとなった。
- ■ 職種別 – 6職種で前年比マイナス サービス系は8カ月連続
- 2011年6月の職種別平均時給は、専門職系が1,247円と最も高く、次いで「運輸職系」(1,015円)、「事務系」(991円)、「サービス系」(973円)、「技能・労務系」(952円)、「販売系」(924円)、「フード系」(914円)と続いた。対前年増加率は、「専門職系」(2.9%)を除く6職種でマイナスとなっており、「フード系」は4カ月、「サービス系」は8カ月連続で前年を下回っている。
- 【 4月~6月時給動向 解説 】 サマータイム、輪番操業で求人に変化も
- アルバイト平均時給は、前年同月比では2011年4月から3カ月連続のマイナスとなった。 職種別にみると、6月は6職種で前年比マイナスとなり、時給の下降傾向が続いている。一方、4月~6月の求人数は前年同月比プラスで、採用に意欲的な企業は増加している。
6月の時給をエリア別にみると、九州エリアは前年同月比、前月比ともにプラスと好調だ。3月に九州新幹線が全面開通したことや、大型商業施設「JR博多シティ」がオープンしたことなど周囲の産業が活発化し、採用ニーズが増加している。また東海エリアでは「技能・労務系」が6カ月連続で前年同月比プラスに。自動車を中心に、輸出増に向けて製造工の採用を加速させる企業が多く、時給を引き上げて採用を行う動きが一部でみられる。
また、夏場の電力不足に備え、サマータイムの導入や、休日を振り替えた土日操業を実施する企業も少なくない。こうした動きに対応して、早朝のファーストフードやコンビニスタッフ、土日や早朝に対応できる期間工の募集も増加傾向で、例年にない求人ニーズの発生が既に見られる。夏を迎え、求人動向には注視が必要である。
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