アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。
概況
(前月979円、前年同月982円)
- ■ 全国 – 平均時給 979円。前月比増減なし、前年比3円の減額
- 2011年12月の全国平均時給は、979円(前月979円、前年同月982円)で、前月比では増減なし、前年同月比では3円の減額となった。対前年増加率は-0.4%と2011年9月ぶりのマイナスとなった。
- ■ エリア別 – 関西、北海道を除く3エリアで前年比プラス
- 2011年12月のエリア別平均時給は、関東エリアが1,029円と最も高く、次いで関西エリア(982円)、東海エリア(968円)、九州エリア(846円)、北海道エリア(814円)となった。 対前年増加率は3エリアがプラスとなったものの、関西(-1.8%)、北海道(-1.4%)がマイナスとなり、全体では‐0.4%とマイナスになっている。
- ■ 職種別 – 販売系、技能・労務系が全体の増加をけん引
- 2011年12月の職種別平均時給は、「専門職系」が1,173円と最も高く、次いで「運輸職系」(1,027円)、「事務系」(1,012円)、「サービス系」(983円)、「技能・労務系」(979円)、「販売系」(938円)、「フード系」(917円)と続いた。
対前年増加率は、「販売系」(3.4%)、「技能・労務系」(4.0%)の2職種がプラスとなったものの、その他5職種でマイナスとなり、全体では前年比マイナスとなっている。「技能・労務系」は6カ月、「販売系」は3カ月連続で、前年比プラス傾向が続いている。
- 【10月~12月時給動向 解説】~「販売系」、3カ月連続プラスに
- 10月~12月のアルバイト平均時給を職種別にみると、「販売系」が3ヵ月前年比連続プラスと好調である。スマートフォンの販売が順調であることから、家電量販店各社が販売員を増加していることが背景にある。
また、2012年4月以降、東京都心に大型商業施設が相次いでオープンすることを受け、4月に向けたフードや販売の求人急増が見込まれている。こうした背景を受け、周辺の店舗では大型商業施設の採用に先んじて採用を開始。これらの求人増加に伴う時給の引き上げが、「販売系」全体の時給を押し上げている。大型商業施設の採用に伴う求人数増加のピークは2~3月になると見込まれ、引き続き求人数や時給の動きには注視が必要だ。
詳細資料のダウンロード
平均時給の職種別詳細、平均時給推移グラフをダウンロードし、ご利用いただけます。