アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。
概況
(前月981円、前年同月985円)
- ■ 全国 – 平均時給 979円。前月比2円の減少、前年比6円の減少
- 2012年6月の全国平均時給は979円(前月981円、前年同月985円)で、前月比で2円減少し、前年同月比では6円の減少となった。対前年増加率は-0.6%と2012年2月ぶりのマイナスとなっている。
- ■ エリア別 – 北海道、関西を除く3エリアで前年比マイナス
- 2012年6月のエリア別平均時給は、関東エリアが1,022円と最も高く、次いで関西エリア(995円)、東海エリア(971円)、九州エリア(836円)、北海道エリア(823円)の順となった。 対前年増加率は、北海道(+1.2%)、関西(+1.0%)を除く3エリアがマイナスとなり、全体では-0.6%とマイナスになっている。
- ■ 職種別 – フード系、技能・労務系好調も 全体の前年比はマイナスに
- 2012年6月の職種別平均時給は、「専門職系」が1,146円と最も高く、次いで「運輸職系」(1,067円)、「事務系」(1,020円)、「サービス系」(981円)、「技能・労務系」(977円)、「フード系」(931円)、「販売系」(909円)と続いた。 対前年増加率は、「専門職系」(-8.1%)、「販売系」(-1.6%)の2職種がマイナスとなり、全体では前年比マイナスとなっている。一方で、「技能・労務系」が12カ月、「フード系」が6カ月連続プラスと好調な伸びを見せた。
- 【 4月~6月時給動向 解説 】 ~ フード、技能・労務系の人不足続く
- 4月~6月のアルバイト平均時給をみると、フード系が6カ月、技能・労務系は12カ月連続で前年比プラスとなっている。2012年5月のパートの有効求人倍率は1.10倍と、企業のアルバイト求人ニーズが高まるなか、接客や軽作業など、多くのアルバイトを必要とする業種で、時給を引き上げて募集する動きが見られる。特に関東エリアのフード系は、相次ぎオープンした商業施設が好調で、引き続きスタッフ募集を続けている影響もあり、特に人不足感が高まっている。今後しばらくこの動きは続くとみられ、企業は時給アップなど採用工夫のほか、既存アルバイトの確保施策も工夫をする必要が出てくるだろう。
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