アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。

概況

■ 全国 – 平均時給 970円。前月比6円の減少、前年比11円の減少

　2012年9月の全国平均時給は970円（前月976円、前年同月981円）で、前月比で6円の減少、前年同月比では11円の減少となった。

■ エリア別 – 関西エリアを除く4エリアで前年比プラス

　2012年9月のエリア別平均時給は、関東エリアが1,030円と最も高く、次いで東海エリア（975円）、関西エリア（956円）、九州エリア（843円）、北海道エリア（821円）の順となった。 対前年増加率は、関西エリア（-4.8％）を除く4エリアでプラスとなったものの、関西エリアのマイナスが影響し、全体では-1.2％となっている。

■ 職種別 – 「運輸職系」が「専門職系」を抜き、最高値に

　2012年9月の職種別平均時給は、「運輸職系」（1,107円）が最も高く、次いで「専門職系」（1,104円）、「事務系」（1,035円）、「技能・労務系」（987円）、「サービス系」（975円）、「フード系」（928円）、「販売系」（899円）と続いた。「運輸職系」が「専門職系」の時給を抜くのは、調査開始以来初だ。 対前年増加率は、「事務系」（+4.1％）、「運輸職系」（+9.8％）などの4職種が増加する一方、「専門職系」（-8.1％）、「販売系」（-3.4％）など3職種でマイナスとなり、全体では-1.2％となっている。

通販市場の好調がコールセンターなどに影響

　7月～9月のアルバイト平均時給をみると、数カ月連続で対前年比プラスが続く職種が多く見られる。特に「運輸職系」は、6月から4カ月連続前年比プラスで、職種別の金額も、専門職を抜き最も高くなった。 また、事務職系も5カ月連続前年比プラスと好調だ。インターネットやテレビにおけるアパレル・家電などの通信販売が好調であることから、対応するコールセンターの強化のため、各社が採用を活発化していることが影響しているようだ。

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