アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。

概況

■ 全国 – 平均時給 976円。前月比8円の増加、前年比3円の減少

　2012年12月の全国平均時給は976円（前月968円、前年同月979円）で、前月比で8円の増加、前年同月比では3円の減少となった。

■ エリア別 – 関東、関西エリアで前年比マイナスに

　2012年12月のエリア別平均時給は、関東エリアが1,022円と最も高く、次いで東海エリア（989円）、関西エリア（967円）、九州エリア（849円）、北海道エリア（848円）の順となった。対前年増加率は、北海道エリア（+4.2％）、東海エリア（+2.2％）、九州エリア（+0.3％）がプラスであった一方、関東エリア（-0.7％）、関西エリア（-1.5％）でマイナスとなり、全体では-0.3％となっている。

■ 職種別 – 「フード系」「事務系」「運輸職系」で前年比プラスが続く

　2012年12月の職種別平均時給は、「専門職系」（1,143円）が最も高く、次いで「運輸職系」（1,095円）、「事務系」（1,020円）、「サービス系」（997円）、「技能・労務系」（973円）、「フード系」（938円）、「販売系」（895円）と続いた。　対前年増加率は「フード系」（+2.3％）は12カ月、「事務系」（+0.8％）は8か月、「運輸職系」（+6.6％）は7カ月連続でプラスだった。一方、「専門職系」（-2.6％）、「販売系」（-4.5％）は4カ月連続マイナスとなり、全体では-0.3％であった。

「フード系」時給高騰続く　　EC業界活況の影響も色濃く

　10月～12月のアルバイト平均時給は、前四半期（7月～9月）と同様、「フード系」、「事務系」、「運輸職系」が対前年比プラスを続けている。特に、12カ月連続で対前年比プラスの「フード系」は、2012年の外食、小売の出店ラッシュと、首都圏で大型商業施設が複数オープンした影響で、慢性的な人不足であることが伺える。また、「運輸職系」や「事務系」は、活況なEC業界の影響を受け、商品の配送やコールセンターでのユーザーサポートなどへの採用ニーズが伸び、時給が上昇傾向にあるようだ。

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