アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。
概況
(前月969円、前年同月979円)
- ■ 全国 – 平均時給 974円。前月比5円の増加、前年比5円の減少
- 2013年6月の全国平均時給は974円(前月969円、前年同月979円)で、前月比で5円の増加、前年同月比では5円の減少となった。前年比マイナスは10カ月連続。また、「an」に寄せられた求人数(anエリア、anセレクト、anレギュラーの3サイトの掲載合計数)は前月比+2.8%、前年同月比+17.8%だった。
- ■ エリア別 – 関東エリア、9カ月ぶりの前年比プラス
- 2013年6月のエリア別平均時給は、関東エリアが1,032円と最も高く、次いで関西エリア(962円)、東海エリア(959円)、九州エリア(838円)、北海道エリア(830円)の順となった。対前年増加率は、北海道エリア(+0.9%)、関東エリア(+1.0%)、九州エリア(+0.2%)の3エリアでプラスとなった。関東エリアが前年比プラスとなるのは2012年9月以来、9カ月ぶり。
- ■ 職種別 – 「フード系」18カ月連続前年比プラス
- 2013年6月の職種別平均時給は、「専門職系」(1,119円)が最も高く、次いで「運輸職系」(1,084円)、「事務系」(1,013円)、「技能・労務系」(981円)、「サービス系」(973円)、「フード系」(939円)、「販売系」(903円)と続く。 対前年増加率は、18カ月連続でプラスとなった「フード系」(+0.9%)をはじめ、運輸職系(+1.6%)、技能・労務系(+0.4%)でもプラスとなったが、4職種でマイナスとなり全体では-0.5%となった。
- 【 市場動向 2013年4月~6月 】 ~ 人材確保に試行錯誤する飲食店 景気回復の影響 各所に
- 1~3月に続き、人不足のアルバイト市場。求人数は過去最高水準で推移している。特に採用が難しく時給の高騰が続くフード系では、飲食店が既存のスタッフの定着率を高める施策を模索したり、過去の就業者に再雇用を呼びかけるなど、人材確保に向けた取り組みが増加。また、景気回復の影響などから人材ニーズの高まりが各所で見られる。商業施設などの販促イベントが増加し、会場設営スタッフや警備スタッフの求人が増加。ボーナス商戦やお中元シーズンに向けた、配送や仕分け・梱包スタッフなどの需要も拡大している。そのほか、消費増税前の需要拡大を見込み、自動車工場の製造スタッフのニーズも高まっている。
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