アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。
概況
(前月983円、前年同月976円)
- ■ 全国 – 平均時給 996円。前月比13円の増加、前年比20円の増加。 4カ月連続の前年比プラス
- 2013年12月の全国平均時給は996円(前月983円、前年同月976円)で、前月比13円の増加、前年同月比20円の増加となった。「an」に寄せられた求人数(※)は前月比-12.1%、前年同月比+64.4%となっている。
- ■ エリア別 – 北海道、関東、関西、九州の4エリアで前年比プラス
- 2013年12月のエリア別平均時給は、関東エリアが1,049円と最も高く、次いで関西エリア(1,003円)、東海エリア(965円)、九州エリア(850円)および北海道エリア(850円)の順となった。 対前年増加率は、東海エリア(-2.4%)以外はプラスとなり、全体では+2.0%だった。
- ■ 職種別 – 7職種中、5職種で前年比プラス フード系は24カ月連続プラスに
- 2013年12月の職種別平均時給は、「専門職系」(1,161円)が最も高く、「サービス系」(1,026円)、「事務系」(1,015円)、「運輸職系」(992円)、「技能・労務系」(986円)、「フード系」(947円)、「販売系」(917円)と続きました。「サービス系」の平均時給は、先月に続き、調査開始(2002年1月)以来の最高額を更新。年末の商戦期を迎え、キャンペーン・PRスタッフなどで時給が上昇している。対前年増加率では、「事務系」(-0.5%)と「運輸職系」(-9.4%)以外は前年比プラスとなり、全体では+2.0%だった。24カ月連続前年比プラスの「フード系」(+1.0%)をはじめ、「サービス系」(+2.9%)では6カ月、「販売系」(+2.5%)では4カ月、「技能・労務系」では2カ月連続で前年比プラスが続いている。
- 【2013年10月~12月 アルバイト市場動向】 ~ 時給上昇続く、複数職種で過去最高額更新
- 2013年10月から12月は、年末の繁忙期に向け、アルバイト市場の人不足がさらに加速しました。 忘年会シーズンを迎えた「フード系」のほか、消費税増税前の駆け込み需要を見込むアパレルなどの「販売系」や、お歳暮やボーナス商戦対応で、仕分け・梱包などの「軽作業・ラインスタッフ」のニーズも拡大した。 アルバイト市場の人不足が深刻化する中、「フード系」だけでなく「販売系」や「サービス系」でも時給が上昇し、「フード系」、「サービス系」の平均時給は調査開始以来(2002年1月)の最高額を更新。特に人材確保が難しい「フード系」では、採用者へのお祝い金支給や、店舗の人員を派遣スタッフで補うケースも一般化している。時給を引き上げての募集が限界にきている企業も多く、採用現場では、人材確保に対して時給引き上げ以外の一手が模索されている。年明け以降は、学生アルバイトが入れ替わる時期のため、春に向けアルバイトのニーズは一層拡大する見込みだ。
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