アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。
概況
(前月987円、前年同月989円)
- 【 全体 】 ~ 平均時給 989円。前月比2円増加、前年同月比増減なし
- 2015年4月の全国平均時給は989円(前月987円、前年同月989円)で、前月比2円の増加、前年同月比の増減はなかった。4月の平均時給は前年同月と同じ金額となったが、2014年8月以降、前年同月比は全体的にプラス傾向が続いていると言える。「an」に寄せられる求人数(※)は前月比-8.8%、前年同月比+57.2%という結果になった。
- 【 エリア別 】 ~ 関西エリア、東海エリアで、前月比・前年同月比ともにプラス
- 2015年4月のエリア別平均時給は、関東エリアが1,043円と最も高く、次いで関西エリア(1,004円)、東海エリア(978円)、九州エリア(855円)、北海道エリア(851円)という順になった。関西エリア全体では、前年同月比が2.3%と、その他のエリアと比べ高い伸び率となった。
- 【 職種別 】 ~ 「フード系」7カ月ぶりに前年同月比プラスに
- 2015年4月の職種別平均時給は、「専門職系」(1,153円)が最も高く、「事務系」(1,055円)、「運輸職系」(1,048円)、「サービス系」(1,021円)、「技能・労務系」(959円)、「フード系」(943円)、「販売系」(889円)と続いた。
採用の難易度が以前より高くなった「事務系」では6カ月連続、特に「事務・アシスタント」で7カ月連続前年比プラスとなった。また、「フード系」では7カ月ぶりに前年同月比がプラスとなったが、既に時給は上限を迎えており、一時的な動きと考えられる。ただし、「フード系」の中でも比較的時給の低い「ファーストフード」ではまだ時給上昇の余地があり、前年比プラスが9カ月間続いている。同じ職種の中でも、業界や業務形態により、時給動向には違いがみられる。
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