アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。
概況
(前月989円、前年同月977円)
- 【 全体 】 ~ 平均時給 982円。春採用のピークが去り、時給・求人数ともに前月比減少
- 2015年5月の全国平均時給は982円(前月989円、前年同月977円)となり、前月比で7円減少、前年同月比で5円増加となった。また、求人数(※)は前月比-6.4%、前年同月比+58.0%という結果に。前年同月は増加ながら、時給・求人数ともに前月比で減少しており3,4月の春の欠員ニーズが充足し始めたことが影響したと考えられる。
- 【 エリア別 】 ~ 九州を除く全エリアで前月比が減少
- 2015年5月のエリア別平均時給は、関東エリアが1,035円と最も高く、次いで関西エリア(995円)、東海エリア(973円)、九州エリア(855円)、北海道エリア(846円)という順になった。
- 【 職種別 】 ~ 「販売系」を除く全職種で前月比が減少
- 2015年5月の職種別平均時給は、「専門職系」(1,123円)が最も高く、「事務系」(1,050円)、「運輸職系」(1,026円)、「サービス系」(1,011円)、「技能・労務系」(949円)、「フード系」(940円)、「販売系」(892円)と続いた。
- 【 解説 】 ~ 「販売系」「フード系」は、依然人不足感が解消されず、横ばい
- 例年5月は春採用ニーズが落ち着く時期で、今年も全体的には前月比で減少トレンドとなっている。特に下がり幅が最も大きい「専門職系」の中では、「塾講師」「薬剤師」が前月比マイナス8%超と、大きく減少している。春の入替時期が終わり、時給の高い人気案件が充足したことがうかがえる。
そんな中でも、「販売系」「フード系」は人材不足感が解消されず、ほぼ横ばい。求人数も他と比較すると減少が少なく、長期的に採用活動をしている企業が多いことを示している。この傾向はしばらく続く見込みだ。
6月は、夏季アミューズメント施設や様々なイベントの募集が増加し始める時期なので、「警備」など関連職種の動向に注目だ。
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