アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。
概況
(前月981円、前年同月988円)
- 【 全体 】 ~ 平均時給 985円。求人数は前年比+35.2%と増加傾向が続く
- 2015年11月の全国平均時給は985円(前月981円、前年同月988円)となり、前月比で4円増加、前年同月比で3円減少となった。求人数(※)は前月比+9.6%、前年同月比+35.2%と、増加傾向が続いている。
- 【 エリア別 】 ~ 北海道エリア、関西エリア、九州エリアの前年比の増加し続けている
- エリア別平均時給は、関東エリアが1,043円と最も高く、次いで関西エリア(999円)、東海エリア(955円)、九州エリア(865円)、北海道エリア(851円)という順になった。前年比では、北海道エリア+18円(+2.5%)、九州エリア+15円(+2.1%)、関西エリア+4円(+0.7%)が好調。北海道と九州は7カ月増加し続けている。
- 【 職種別 】 ~「販売系」「フード系」「運輸系」「技能・労務系」が前月比、前年同月比ともに増加
- 初売りやお歳暮など年末年始に向けた短期募集や、中国の旧正月やバレンタインなど来年2月のイベントに向けた採用が前倒しで始まり、「販売系」「フード系」「運輸系」「技能・労務系」の4職種にて前月比・前年比が増加となった。特に、外国人観光客増加の影響を受けている「販売系」は、前月比+10円(+1.1%)、前年比+14円(+1.6%)と大幅な増加が4カ月続いている。
- 【 解説 】 ~ 年末年始の短期需要と、来年に向けた”前倒し”採用で、「販売系」職種中心に時給は増加
- 11月は、年末年始の短期募集や外国人観光客の増加、さらに最低賃金引き上げの影響で、求人数、時給ともに2カ月連続で増加となった。また、有効求人倍率が増加し続ける中で採用充足に悩む店舗・企業が、採用スケジュールの”前倒し”を始める例も増えている。「運輸系」では、例年1月に実施するバレンタイン募集を11月後半から開始し、「販売系」では中国の旧正月(2/8)を見越した採用をすでに開始するなど、採用競争は激化している。12月は中旬まで11月同様の状況が続くと思われる。引き続き時給は増加傾向にあるだろう。
詳細資料のダウンロード
平均時給の職種別詳細、平均時給推移グラフをダウンロードし、ご利用いただけます。