アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。

概況

【全体】～ 平均時給 988円。求人数は前年比+27.1％

2016年7月の全国平均時給は988円（前月989円、前年同月984円）となり、前月比で1円減少、前年同月比で4円増加となりました。求人数（※）は前月比-3.9％、前年同月比+27.1%と、前年同月比での増加は継続しており、依然として採用難は続いている状況です。

【エリア別】～インバウンド需要により「北海道エリア」「九州エリア」の時給が継続して上昇

エリア別平均時給は「関東エリア」が1,043円で最も高く、次いで「関西エリア」が1,004円、「東海エリア」が949円、「九州エリア」が876円、「北海道エリア」が860円、という順になりました。「北海道エリア」は前年同月比18ヵ月連続増、「九州エリア」は前年同月比36ヵ月連続増と、インバウンド需要による時給の上昇が継続しています。

【職種別】 ～給与面以外での人材確保の動きが活発化。「フード系」「販売系」の時給は上げ止まりの傾向

職種別平均時給は「専門職系」が1,110円でもっとも高く、次いで「営業系」（1,109円）、「運輸職系」（1,080円）、「事務系」（1,043円）、「サービス系」（1,008円）、「技能・労務系」（968円）、「フード系」（956円）、「販売系」（911円）と続きました。深刻な人手不足による採用難は続いているものの、給与以外での人員確保の動きが活発化している影響で、主に「フード系」「販売系」の時給に上げ止まりの傾向が見られます。

【解説】～採用難は継続。来月は年末の繁忙期に向けた採用の活発化により時給は上昇する見込み

7月の全体時給は前月比で微減、前年同月比では微増となりました。求人数は前年同月比+27.1%と、大幅に増加しています。継続している採用難に対応するべく、シフト緩和や店舗マネジメントの改善、学生アルバイトスタッフへ向けた就活支援など、人員確保のための対策の多様化が目立ちます。8月は、年末の繁忙期に向けた採用の活発化や、10月に実施される最低賃金の引き上げにより、時給は全体的に上昇する見込みです。

平均時給

専門職系　平均時給（全国）

事務系　平均時給（全国）

販売系　平均時給（全国）

営業系　平均時給（全国）

フード系　平均時給（全国）

サービス系平均時給　（全国）

運輸職系　平均時給（全国）

技能・労務系　平均時給（全国）

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