アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。

概況

【全体】～ 平均時給 992円。求人数は前年同月比+30.5％

2016年8月の全国平均時給は992円（前月988円、前年同月982円）となり、前月比で4円増加、前年同月比で10円増加となりました。求人数（※）は前月比±0.0％、前年同月比+30.5%と、前年同月比での増加が継続しており、依然として採用難は続いている状況です。
※「an」、「anエリア」の2サイトの掲載合計数。「an」のWebサイトは2013年8月にリニューアルをしているため、リニューアル前の数値と比較できるよう、一部を再計算しています。

【エリア別】～インバウンド需要の影響により「北海道エリア」「九州エリア」の時給が継続して上昇

エリア別平均時給は「関東エリア」が1,056円で最も高く、次いで「関西エリア」が1,005円、「東海エリア」が955円、「九州エリア」が878円、「北海道エリア」が861円、という順になりました。「北海道エリア」は前年同月比19ヵ月連続増、「九州エリア」は前年同月比37ヵ月連続増と、インバウンド需要による時給の上昇が継続しています。

【職種別】 ～ 「技能・労務系」の時給が上昇。「フード系」「販売系」の時給は上げ止まりの傾向

職種別平均時給は「営業系」が1,142円でもっとも高く、次いで「専門職系」（1,122円）、「運輸職系」（1,085円）、「事務系」（1,025円）、「サービス系」（1,018円）、「技能・労務系」（986円）、「フード系」（963円）、「販売系」（902円）と続きました。「技能・労務系」では、特に仕分け・梱包・商品管理の時給が通販の需要拡大の影響を受けて上昇しています。一方、「フード系」「販売系」の時給は、前月に引き続き、上げ止まりの傾向が見られます。

【解説】～ 来月は時給は上昇する見込み

8月の全体時給は前月比で4円、前年同月比で10円の増加となりました。求人数は前年同月比+30.5%と、採用難は継続している状況です。来月以降は、10月に実施される最低賃金の引き上げにより時給の底上げが予想されます。また10月には社会保険制度の改正により、扶養内での勤務を希望する主婦の労働時間が減少するため、「フード系」「販売系」を中心に様々な職種で採用活動は活発化する見込みです。

平均時給

専門職系　平均時給（全国）

事務系　平均時給（全国）

販売系　平均時給（全国）

営業系　平均時給（全国）

フード系　平均時給（全国）

サービス系平均時給　（全国）

運輸職系　平均時給（全国）

技能・労務系　平均時給（全国）

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