アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。

概況

＜定義変更について＞
2016年5月データより市況感に合わせたサンプル数に変更。過去のデータについても2013年1月まで遡って再集計を行っております

【 全体 】 ～ 平均時給 1,035円と過去最高。32カ月連続で前年同月比を上回る

2017年10月の全国平均時給は1,035円（前月1,021円、前年同月1,003円）となり、現定義の調査（2013年1月～）以来過去最高となりました。前月比+14円、前年同月比＋32円となり、前年同月比は33カ月連続で増加しました。求人数*は前月比103.2％、前年同月比116.7%となり、前月比、前年同月比ともに増加しました。
※「an」サイトの求人掲載数。

【 エリア別 】 ～ 「東海エリア」の採用難は依然として継続。平均時給は過去最高に

エリア別平均時給は「関東エリア」が1,099円で最も高く、次いで「東海エリア」が1,052円、「関西エリア」が1,017円、「九州エリア」が916円、「北海道エリア」が887円、という順になりました。「北海道エリア」は33カ月連続増、「九州エリア」は51カ月連続増と、前年同月比を上回る状況が継続しています。東海エリアの平均時給は現定義の調査（2013年1月～）以来過去最高となりました。大型商業施設のリニューアルオープンなどの影響で、採用難に拍車がかかり、年末に向けた短期バイトを中心に時給が増加しました。

【 職種別 】 ～ 「技能・労務系」の平均時給は過去最高。全職種の平均時給が前年同月比を上回る

職種別平均時給は「専門職系」（1,209円）でもっとも高く、次いで「運輸職系」（1,122円）、「営業系」（1,112円）、「事務系」（1,076円）、「技能・労務系」（1,046円）、「サービス系」（1,043円）、「フード系」（983円）、「販売系」（971円）と続き、全職種の平均時給が前年同月比を上回る結果となりました。特に「技能・労務系」は前月比+47円、前年同月比+58円と大きく増加し、現定義の調査（2013年1月～）以来過去最高となりました。

【 解説 】 ～ 年末商戦に向けた採用が活発化。平均時給は前月比、前年同月比共に上回る

10月の全国平均時給は、前月比、前年同月比ともに増加しました。年末商戦に向けた人材獲得競争が本格化したことに加え、先月に引き続き、都道府県別最低賃金改定の影響で、「販売系」「フード系」職種を中心に時給が増加したことが要因と考えられます。また、「フード系」の職種では、人手不足の影響から各社採用を前倒しする傾向が見られ、早くも学生の卒業シーズンを見越した春採用が始まっています。そのほかの職種では、年末年始に向けてお歳暮、クリスマスケーキ、おせちなどの製造を行う工場で「技能・労務系」のニーズが増加しています。11月は年末商戦に伴う採用はやや落ち着き、平均時給は微増となる見通しです。

平均時給

専門職系　平均時給（全国）

事務系　平均時給（全国）

販売系　平均時給（全国）

営業系　平均時給（全国）

フード系　平均時給（全国）

サービス系平均時給　（全国）

運輸職系　平均時給（全国）

技能・労務系　平均時給（全国）

詳細資料のダウンロード

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