アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。

概況

＜定義変更について＞
2016年5月データより市況感に合わせたサンプル数に変更。過去のデータについても2013年1月まで遡って再集計を行っております

【　全体　】～ 平均時給 1,048円。求人数は、前月比、前年同月比ともに増加

2019年1月の全国平均時給は1,048円（前月1,051円、前年同月1,046円）となりました。前月比-3円、前年同月比+2円となりました。求人数※は前月比101.6％、前年同月比155.2%となりました。
※：「an」サイトの求人掲載数

【　エリア別　】～「九州エリア」は、都市開発の影響に伴い「販売系」、
「フード系」のニーズが増加

エリア別平均時給は「関東エリア」が1,103円で最も高く、次いで「東海エリア」が1,042円、「関西エリア」が1,032円、「九州エリア」が940円、「北海道エリア」が934円という順になりました。「九州エリア」は66カ月連続、「北海道エリア」は48カ月連続で、前年同月比を上回る状況が継続しています。「九州エリア」では、博多・天神エリアの都市開発に伴う新商業施設のオープンにより、「販売系」や「フード系」の平均時給が前年同月よりも増加しました。

【　職種別　】～ 年末年始商戦が終わり、「販売系」の採用ニーズ落ち着く

職種別平均時給は「専門職系」（1,235円）が最も高く、次いで「運輸職系」（1,149円）、「事務系」（1,070円）、「サービス系」（1,057円）、「技能・労務系」（1,053円）、「フード系」（1,001円）、「販売系」（992円）と続きました。年末年始のセールを終え、「販売系」のアパレル販売の平均時給は減少しました。一方で「フード系」は、歓送迎会や学生の卒業シーズンに備え採用を本格化させるため、平均時給が上昇トレンドとなりました。

【　解説　】～ 春のスタッフ入れ替えに向け、レギュラーバイトの募集が本格化

1月の全国平均時給は、年末に増加した相対的に高時給な「事務系」の短期バイト募集が落ち着いたことにより、減少しました。また、昨年のホテル建設ラッシュが落ち着き、年末年始から春に向けて旅行客が増加傾向にあるため、「技能・労務系」に分類される清掃で、平均時給が前月比、前年同月比ともに上昇トレンドとなりました。2月は、歓送迎会増加に伴う飲食店の労働力不足や、学生の卒業シーズンによるスタッフ入れ替えにより、相対的に時給の低い「フード系」で求人が増えることが見込まれます。ただし、引っ越しシーズンの到来により「運輸職系」のニーズが高まることから、結果的に平均時給は横ばいとなるでしょう。

平均時給

専門職系　平均時給（全国）

事務系　平均時給（全国）

販売系　平均時給（全国）

フード系　平均時給（全国）

サービス系平均時給　（全国）

運輸職系　平均時給（全国）

技能・労務系　平均時給（全国）

詳細資料のダウンロード

平均時給の職種別詳細、平均時給推移グラフをダウンロードし、ご利用いただけます。