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公開!職種別モチベーションが上がるとき、下がるとき

仕事をする上で、その大きな原動力のひとつがモチベーションである。
絶えず、それを高く維持できる職場であれば離職も減り、また仕事の質も向上していくだろう。
では、モチベーションはどんなキッカケで上がり、また下がるのか?
そして、職種によってその違いはあるのだろうか?
そこで今回は、職種別にモチベーションについての調査結果を公開する。
そのアップダウンに関わる具体的な要因を探ることで、職種に応じた、より効果的な離職防止の仕組みも見えてくるに違いない。

今月のポイント

  • オフィスワークでは、いろいろな業務を任せることがモチベーションアップにつながっている。一方、人間関係の悪化、仕事の失敗で怒られるといったことはそれが下がる要因になる。
  • 専門知識・技術の必要な仕事では、スキルアップが大きなポイントになる。それが高まる、あるいは活かせる職場であればモチベーションは上がり、逆にスキルが向上しなければ、下がる傾向にある。
  • 接客の仕事では、お客さんの喜びに触れることが、モチベーションを引き上げるキーポイントになっている。同時に、接客での失敗が、それを下げる引き金にもなりやすい。
  • 人との結びつきが強い仕事では、人の役に立つことを実感できることが重要であり、職場の人間関係の悪化はモチベーションを下げる大きな要因となる。
  • 体を使った仕事では、モチベーションアップの要因として、給与はより影響が強いものになっている。

調査概要

■調査手法:インターネットリサーチ
■調査対象:北海道、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)、東海(愛知、静岡、岐阜)、関西(大阪、京都、兵庫、滋賀)、九州(福岡)在住かつ 1年以内にアルバイト・パート、契約社員、派遣社員のいずれかに就業した15-34歳の男女
■調査時期:2008年7月
■サンプル数:3000名

1 オフィスワーク

モチベーションを下げるキッカケは人間関係

仕事をする上でモチベーションが上がる要因として、もっとも多かった回答は「給与をもらったとき」で、オフィスワーク全体の43%(複数回答。以下同様)を占めた。次いで多かったのが「いろいろな仕事を任されたとき」の41%で、数値的にも1位とさほど差はない。さらに言えば、この要因は、今回取り上げたどの職種でも一定の高い割合(20~30%半ば)を示したが、とりわけオフィスワークでの高さが目立った。また、3位以下は「その仕事を通じて、人の役に立っていると感じられたとき」が36%、「職場の同僚や仲間との仲が深まったとき」が33%、という結果となっている。

一方、モチベーションが下がる要因としては「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」が45%で最多回答となった。2位は、32%で「お客さんに怒られたり、無視されたとき」。「上司や社員に、仕事について注意されたり怒られたりしたとき」が30%で3位という結果だ。どれも、社内外の人間関係に起因しているケースという共通項が見て取れる。

図1-1. 【オフィスワーク】モチベーションが上がるとき

図1-2. 【オフィスワーク】モチベーションが下がるとき

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2 専門知識・技能の必要なお仕事

[専門・技術職] 視野や人脈の広がりがモチベーションのアップに影響大

仕事のモチベーションが上がる要因では、「その仕事を通じて、自分の能力やスキルが上がっていると感じられたとき」が49%でもっとも高い割合を示した。この割合は、今回取り上げる全職種で、クリエイティブ職種とともにもっとも高く、技術を要する仕事の特性がよく出た結果だろう。2位以下は、「給与をもらったとき」の44%、「その仕事を通じて、人の役に立っていると感じられたとき」の38%、「その仕事を通じて、自分の視野や人脈が広がったとき」の35%(全職種でトップの割合)、となった。

では、下がる場合はどうか。「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」が47%で最多回答。しかし、ここで注目したいのは、数値でその次に続く「ずっとひとつの仕事(作業)しかさせてもらえなかったとき」(39%)、「その仕事をしていても、自分の能力やスキルが上がっていると感じられないとき」(33%)、そして「能力があがっても仕事内容がかわらなかったとき」(31%)の3つの要因だ。いずれも、今回取り上げた全職種平均より、2倍前後の高い割合と示している。これらすべて、技術が評価されない、あるいは自分の技術が向上しないと感じたケースであり、1位の人間関係とともに、モチベーションがダウンする大きな要因となった。

[クリエイティブ] スキルと仕事の内容のが地位によりやりがいを

クリエイティブ職種で、モチベーションがアップするのはどんなときだろうか。最多回答はともに49%で「給与をもらったとき」と「その仕事を通じて、自分の能力やスキルが上がっていると感じられたとき」。この2つの要因が大きなウェイトを占めているが、同時に4番目に多かった「能力に合わせて仕事内容が変わったとき」(37%)にも注目したい。今回取り上げた職種全体で見ると、この要因の占める割合がもっとも高かったのがこのクリエイティブ職種で、唯一30%を超えている。スキルに合った仕事内容のステップアップに、職場でのやりがいや魅力をより感じる。そんな傾向がうかがえる。

逆に、下がる場合はどうか。最多回答の「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」(44%)に次いで多かった「上司や社員に、仕事について注意されたり怒られたりしたとき」(42%)は、全職種でトップの割合を示した。また、「職場の同僚や仲間との共同作業がない・うまくいかないとき」(32%)「お客さんに怒られたり、無視されたとき」(28%)なども上位回答となっている。

[コンピュータ・インターネット] 人間関係の悪化が1位ながら割合はやや低め

モチベーションが高まっていく要因では、「その仕事を通じて、自分の能力やスキルが上がっていると感じられたとき」が44%でもっとも高かった。次いで「その仕事を通じて、人の役に立っていると感じられたとき」(40%)、「給与をもらったとき」(37%)、「いろいろな仕事を任されたとき」(29%)などが、上位回答となっている。このうち「給与をもらったとき」の37%は、全職種でもっとも低い数値だった。

対して、低下にはどんな要因が多かったか。最多回答となったのは「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」で36%。ただし、同じカテゴリーとした専門・技術職、クリエイティブと比較すると、この数値が10ポイント前後低い点が興味深い。その点から、人間関係の悪化がモチベーション低下に比較的つながりにくい職種、ということが言えそうだ。また、2番目に多かった回答として「ずっとひとつの仕事(作業)しかさせてもらえなかったとき」(30%)が入った。

[カテゴリー全体] スキルアップがモチベーションのアップにつながる

モチベーションアップの要因として、このカテゴリーに含まれる3職種すべてで、「その仕事を通じて、自分の能力やスキルが上がっていると感じられたとき」が最多回答(同率も含む)となった。この要因は全体平均では30%。しかもこの3職種以外、40%を超えた職種はなかった。そのことからも、この要因の強さがそのまま、このカテゴリーの特徴ととらえていいだろう。一方「お客さんが喜んでくれたとき」は3職種とも20%半ばで、全体平均値の42%と比較すると、その低さがわかる。顧客との直接の接点が少ない職種の特性が出た結果だろう。

モチベーションが下がる要因では、どれもトップ回答は「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」だった。しかし、2位以下の回答には3職種で個々に違う特性が出ている。専門・技術職では「能力があがっても仕事内容がかわらなかったとき」や「給与以外のボーナスや手当がもらえなかったとき」、クリエイティブは「上司や社員に、仕事について注意されたり怒られたりしたとき」の割合が高く、コンピューター・インターネットは他の職種と比較して目立って数値の高い要因がない、といった特性がうかがえる。

図2-1. 【専門知識・技術の必要なお仕事】モチベーションが上がるとき

図1-2. 【専門知識・技術の必要なお仕事】モチベーションが下がるとき

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3 接客のお仕事

[フード]お客さんの満足度が働く人たちお満足度に反映

仕事へのモチベーションアップの要因としては、この職種で働く人の60%が「お客さんが喜んでくれたとき」と答えている。これが最多回答で、接客をメインとする職種の特性が良く出た結果となっている。次いで「給与をもらったとき」が54%。この2つの要因が数値的には目立って多かった。また、3位は「職場の同僚や仲間との仲が深まったとき」の39%、4位は「いろいろな仕事を任されるとき」の31%となっている。

一方、下降してしまう場合だが、その要因として「お客さんに怒られたり、無視されたとき」が51%でもっとも多くの割合を占めた。また、「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」が45%で2番目に多く、「職場の同僚や仲間との共同作業がない・うまくいかないとき」(32%)、「上司や社員に、仕事について注意されたり怒られたりしたとき」(31%)も上位回答となった。

[販売]商品が売れること、お役さんにほめられることがモチベーションのカギ

販売職でモチベーションが上がる要因としてもっとも多かったのは「お客さんが喜んでくれたとき」で、59%の人がそう答えている。「給与をもらったとき」が51%で2位。また、3位に入った「お客さんに買ってもらったりほめられたとき」も39%に達し、ベスト3に顧客の態度、反応に関する内容が入ったのは、今回取り上げた職種では、この販売職だけだった。これもひとつの特徴と言えるだろう。

モチベーションが下がる要因では、「お客さんに怒られたり、無視されたとき」が60%という高い割合でトップ回答となった。「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」は42%、「上司や社員に、仕事について注意されたり怒られたりしたとき」も30%と、2位以下も数値的には高い要因と言えるが、やはり1位の要因が突出して多く、この職種のモチベーション低下の大きな要因ということになるはずだ。

[サービス]お客さんが喜んでくれることと給与をもらうことが同率トップ

モチベーションがアップする要因から見てみよう。上位ではまず「お客さんが喜んでくれたとき」と「給与をもらったとき」がともに51%で同率トップ。以下、40%台の回答はなく、30%台で「その仕事を通じて、人の役に立っていると感じられたとき」(39%)、「職場の同僚や仲間との中が深まったとき」(35%)と続く。

対して、ダウンする要因は「お客さんに怒られたり、無視されたとき」が48%で最多。以下、「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」が42%、「職場の同僚や仲間との共同作業がない・うまくいかないとき」が30%、「上司や社員に、仕事について注意されたり怒られたりしたとき」が28%。過半数を超える突出した要因はなかったが、傾向としてお客様から受ける影響が強いという、このカテゴリーの特徴が十分出た結果となった。

[アミューズメント]3人に2人は「お客さんの喜び=自分の喜び」

モチベーションが上がる場合の要因だが、トップ回答となったの「お客さんが喜んでくれたとき」で、全体の65%がそう答えている。この数値は、今回調査した全職種のすべての回答の中での最高割合。いかに、この要因がそのアップの大きなキッカケとなっているかがわかる。また、ランク下位ではあるが、9位に入った「スタッフ限定の特典が得られたとき・使ったとき」(29%)や11位の「部下や新しく入った人への教育を任されたとき」(22%)は、他の職種と比較すると、倍以上のポイントの高さを示している。これらの要因も、この職種の特徴として着目しておきたい。

対して、ダウンする要因はどうか。「お客さんに怒られたり、無視されたとき」が60%と高い数値を出してトップ。次いで多かった「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」も51%と、過半数を超えている。3位となった「職場の同僚や仲間との共同作業がない・うまくいかないとき」も40%を示し、この要因を答えた割合では全職種でもっとも高い数値となった。

[カテゴリー全体]お客さんの反応と職場での仲間意識にやる気を見出す

モチベーションを高める要因は、グラフからもわかるとおり、全体的によく似た傾向にある。トップ回答は4職種いずれも「お客さんが喜んでくれたとき」(サービスのみ「給与をもらったとき」と同率トップ)で、顧客と接する現場業務としての特性が良く出た結果と言えるだろう。また、「職場の同僚や仲間との仲が深まったとき」が回答比率で3位または4位と、必ず上位に入っている点も、このカテゴリーの特徴のひとつ。職場の仲間意識、良好な人間関係が、やる気や仕事の喜びに結びつく傾向が強い職種、と推測できる。

低下要因に目を向けると、こちらもグラフの形状どおり、4職種ともその回答傾向はよく似ている。いずれも「お客さんに怒られたり、無視されたとき」がトップ回答であること、次いで多かったのが「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」。つまりは、顧客と職場の人間関係に起因している点で、アップする要因の上位傾向とも合致している。モチベーションが上がるも下がるも、この2点が大きなポイントということだろう。

図3-1.【接客のお仕事】モチベーションが上がるとき

図3-2.【接客のお仕事】モチベーションが下がるとき

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4 人との結びつきが強いお仕事

[講師・インストラクター]役に立っているかどうかでモチベーションが決まる

モチベーションが上がる要因としては「その仕事を通じて、人の役に立っていると感じられたとき」が最多回答で52%を占めた。ただ、上位は拮抗していて、「給与をもらったとき」が48%、「お客さんが喜んでくれたとき」も45%に達している。

一方、下がるときはどうだろう。「その仕事を通じて、人の役に立っているという実感がなかったとき」が32%で最多回答だったが、こちらも上位は拮抗していて、「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」が30%、「お客さんに怒られたり、無視されたとき」が27%となっている。また、下位に目を向けると「上司や社員に、仕事について注意されたり怒られたりしたとき」は18%で、今回取り上げた全職種平均29%も大きく下回っている。この点も興味深い。

[営業職]教育係がモチベーションのアップに有効

「その仕事を通じて、人の役に立っていると感じられたとき」が47%に達し、モチベーションアップのトップ要因となった。「お客さんが喜んでくれたとき」が次いで多く、45%。そして、注目すべきは、38%の「給与をもらったとき」。この要因が1位もしくは2位にならなかったのは、今回取り上げた職種で、コンピューター・インターネットとこの営業職だけだった。下位ではあるが「部下や新しく入った人への教育を任されたとき」の21%も、こんな下位取り上げた全職種の平均値8%と比較すれば高い数値となっている。

一方、下がる要因としては、「お客さんに怒られたり、無視されたとき」が47%でトップ。「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」が45%と僅差で2位。次いで「その仕事を通じて、人の役に立っているという実感がなかったとき」が32%と続く。

お客さんが喜んでくれることと給与をもらうことが同率トップ

モチベーションがアップする要因から見てみよう。上位ではまず「お客さんが喜んでくれたとき」と「給与をもらったとき」がともに51%で同率トップ。以下、40%台の回答はなく、30%台で「その仕事を通じて、人の役に立っていると感じられたとき」(39%)、「職場の同僚や仲間との中が深まったとき」(35%)と続く。

対して、ダウンする要因は「お客さんに怒られたり、無視されたとき」が48%で最多。以下、「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」が42%、「職場の同僚や仲間との共同作業がない・うまくいかないとき」が30%、「上司や社員に、仕事について注意されたり怒られたりしたとき」が28%。過半数を超える突出した要因はなかったが、傾向としてお客様から受ける影響が強いという、このカテゴリーの特徴が十分出た結果となった。

[医療・福祉]職場の人間関係が重要

モチベーションが上がる要因としてもっとも多かったのは「その仕事を通じて、人の役に立っていると感じられたとき」で、過半数を超える54%に達した。この要因での数値としては、今回取り上げた全職種でもっとも高く、医療や介護の現場に従事する仕事であることを考えれば、十分納得できる結果でもある。2位には「給与をもらったとき」(45%)、3位には「お客さんが喜んでくれたとき」(43%)が入った。

逆に、ダウンする要因は何だろうか。最多回答は「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」で48%、次いで「お客さんに怒られたり、無視されたとき」の38%、「職場の同僚や仲間との共同作業がない・うまくいかないとき」の36%と続く。このカテゴリーの中では、より職場でのチームワークや仲間意識による影響が強いことが、見て取れる。

[カテゴリー全体]役立つことがモチベーションアッブの最大要因

モチベーションがアップする要因から見ていくと、「その仕事を通じて、人の役に立っていると感じられたとき」が3職種すべてでトップ要因となった点が、このカテゴリーの最大の特徴と考えていいだろう。医療・福祉と講師・インストラクターはともに、このトップ要因との因果関係も見えやすい。しかし、人の役に立つ職種と一般にイメージしにくい営業職もそうである点に、今回のひとつの発見があるように思える。また、「お客さんが喜んでくれたとき」がいずれの職種のベスト3に入った点も、このカテゴリーの特徴となっている。

では、ダウンする要因はどうだろう。「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」がいずれの職種でも1位ないし2位の要因となった点で、共通部分が見られる。だが、それ以外の要因では、傾向が異なってくるようだ。具体的には、講師・インストラクターと営業では数値的に高かった「その仕事を通じて、人の役に立っているという実感がなかったとき」が医療・福祉ではさほどでもなく、逆に「職場の同僚や仲間との共同作業がない・うまくいかないとき」は医療・福祉で高い数値だったが、講師・インストラクターと営業では下位だった。

図4-1. 【人との結びつきが強いお仕事】モチベーションが上がるとき

図4-2. 【人との結びつきが強いお仕事】モチベーションが下がるとき

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6.人との結びつきが強いお仕事

[講師・インストラクター] 好きな時に短時間働きたい

もっとも多かった回答は「時間・曜日応相談」で49%。次いで「交通費支給」が45%と続く。この1位2位の組み合わせは、多くの職種に見られるものだが、その後の順位にこの職種の特徴が見られる。たとえば、3位は「短時間勤務(4時間以内)」で34%、4位は「シフト制勤務」で30%。さらに、「土日のみOK」も順位は下位だったが、平均より6ポイント高い。自分の時間を犠牲にせず、空いている時間で効率良く働きたい、という思いが垣間見ることができる。当然、募集時のアピールはそういった希望を可能にするメリットを強く押し出していきたい。
また、「ボーナス有り」「昇給あり」がともに平均を下回っている点などから他職種と比べて、収入面の重視度は低いといえるのはないだろうか?

[営業職] インセンティブが平均の4倍の人気

最多回答は「交通費支給」で53%、次いで多かったのは「時間・曜日応相談」で38%。目立つところでは、25%で同率6位となった「社員登用あり」が全体平均の2倍、「インセンティブあり」が4倍という高さを示した。
結果として、収入面でのメリットや資格取得、社員登用といったステッブアップのメリットに人気が集中したことになり、それが同時に営業職の特性といえそうだ。したがって、募集時にアピールすべきもそういった点となる。ひとつでも該当する制度があれば、求人広告はもちろん、面接時に応募者に丁寧に伝えることで、効果は数段上がるだろう。

[医療・福祉] 収入面でのメリット強し

医療・福祉では、「交通費支給」が46%でもっとも多く、以下「時間・曜日応相談」(40%)、「ボーナス有り」(37%)、「昇給あり」(30%)と続く。「時間・曜日応相談」以外は、上位を収入面に関わるメリットが占めた形となった。
また、「平日のみOK」が28%と、全体平均を5ポイント上回っていることから、潜在的に、平日勤務を希望する層が多いことをうかがわせる。「資格取得応援」が22%と、これも平均より7ポイント高く、必要な資格、仕事に役立つ仕事が多い医療・福祉ならではの結果とも言えるだろう。
アピールとしては、収入面でのメリットを押し出せれば、それが理想。これが難しくても、「平日のみOK」などは、工夫次第では打ち出せるメリットではないだろうか。また、合わせて「資格取得応援」も実現可能なら、離職防止にも有効と考えられる。

[カテゴリー全体] 時間効率重視か、収入+ステップアッブか

「人との結びつきが強い」というカテゴリーに含まれた3職種は、個々に異なる特性が出た。
ただし、どの職種も「交通費支給」と「時間・曜日応相談」が上位をしめた点で、共通項も見られる。アピールポイントの軸も、まずはこの2つということになりそうだ。
違いが出たのは3位以下で、講師・インストラクターは、収入面よりも短時間で効率良く働けるメリットに、より魅力を感じるようだ。一方、営業職と医療・福祉は、収入面のメリットが多い。営業職で25%を占めた「インセンティブあり」などは、そのことをより強く印象づける。また「資格取得応援」も人気が高く、営業職は「社員登用あり」も支持が多かった。そういった、個々に合わせてのアプローチが、より効率的な採用を実現させていくだろう。

図6.職種別意欲の高まるメリット(人との結びつきが強いお仕事)

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7.体を使ったお仕事

[軽作業・ラインスタッフ] 日払い・週払い、即日勤務も魅力的

軽作業・ラインスタッフでは、「交通費支給」が52%を占め、最多回答となった。2位は「時間・曜日応相談」で、51%と数値的には1位とかなり拮抗している。特徴的なのは3位に入った「短時間勤務(4時間以内)」で、全体平均27%に対して38%と、11ポイントも高かった。短時間勤務を希望する傾向の表れだ。また、「日払い・週払いOK」(19%)と「即日勤務OK」(18%)も、全体平均をともに7ポイント上回った。
アンケート結果から判断すれば、「交通費支給」がもっともアピールに効果的なメリットということになる。だが、「短時間勤務(4時間以内)」や「日払い・週払いOK」「即日勤務OK」をプッシュするだけでも、募集時の効果は大きいのではないか。

[配送・物流] 意欲を高める日祝の給与アップ

もっとも多かった回答は「時間・曜日応相談」で45%。次に「交通費支給」で40%となった。また、軽作業・ラインスタッフ同様、3位に「短時間勤務(4時間以内)」が入り、数値も34%と平均より7ポイント高。収入に関わるメリットは総じて多いものはないが、5位となった「日祝給与アップ」は25%でわずかに平均以上となっている。また、「日払い・週払いOK」は軽作業・ラインスタッフほどではないにしろ、16%を占め、平均値を上回った。
採用側にとってのアピールポイントとしては、「時間・曜日応相談」「交通費支給」「短時間勤務(4時間以内)」がベスト3。すべてが揃わなくても、「日祝給与アップ」「日払い・週払いOK」といった収入面でのメリットで補うことで、採用がより効率的になるだろう。

[カテゴリー全体] 収入アップより4時間以内の勤務

軽作業・ラインスタッフと配送・物流、両者の類似点としては、「時間・曜日応相談」と「交通費支給」が、上位2位までを独占したということ。ともに数値が拮抗している点も共通している。また、他のカテゴリーではあまり注目されない「日払い・週払いOK」「即日勤務OK」の数値が高いのも、このカテゴリーの特徴。とくに軽作業・ラインスタッフは、両メリットとも目立って多かった。採用の際のアピールもこのあたりがメインとなるだろう。
また、ともに3位に「短時間勤務(4時間以内)」がランクインした点にも、着目したい。数値的にも全体平均を十分上回っている。ここも強く押したい部分だ。

図7.職種別意欲の高まるメリット(体を使ったお仕事)

vol.22 : PDFダウンロード

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今月のまとめ

[雇用形態別]

アルバイト・パートは、自分の都合に合わせて働けるメリットを、より重視する。結果、「時間・曜日応相談」「シフト制勤務」「短時間勤務(4時間以内)」などを強く打ち出すことが、採用効果を高めるポイントとなるだろう。派遣社員は「交通費支給」と「ボーナス有り」が人気に。「平日のみOK」「服装・髪型自由」なども合わせてアピールできれば、より効果的。契約社員の場合、もっとも効果的なアピールポイントは「ボーナス有り」。その制度がない場合でも、それに準じたメリットを探っていきたい。

[勤務期間別]

短期は基本的にアルバイト・パートと同じと考えていい。「時間・曜日応相談」「シフト制勤務」「短時間勤務(4時間以内)」など、実際にあてはまるものがあるなら強くアピールしておきたい。また、「土日のみOK」や「日払い・週払いOK」もメリットとして効果的。長期の特性は「ボーナス有り」や「昇給あり」が、短期より数段ユーザーの関心が強い点。ここを押し出せれば、募集効果のアップも望めるはずだ。

[オフィスワーク]

「交通費支給」と「ボーナス有り」への関心が高い。募集広告はもちろん、面接等でもそういうメリットを率先して説明できれば、より効果的と考えられる。また、制度としてしっかり定着させることで、離職防止にもつながるはずだ。

[専門知識・技術が必要なお仕事]

「交通費支給」と「ボーナス有り」の人気が総じて高い。合わせて人気のある「資格取得応援」とともにアピールできれば効果的。また、このカテゴリーで人気の高いメリットが「服装・髪型自由」。たとえ制度なくても、導入は比較的容易なはず。積極的に押し出したい。

[接客のお仕事]

「交通費支給」「時間・曜日応相談」への支持が高い。前者が制度としてない場合、後者を強くアピールすることで、カバーしていきたい。収入面のメリットでは「日祝給与アップ」も支持が多く、導入されていないなら検討する価値はあるだろう。また、「まかない・食事補助あり」も人気メリット。効果的なアピールポイントと認識したい。

[人との結びつきが強いお仕事]

アピール度を高めるなら、キーワードは収入アップとステップアップ。「昇給あり」「資格取得応援」「社員登用あり」「インセンティブあり」などが、よりピンポイントに雇用応募意欲を高めるメリットになっている。

[体を使ったお仕事]

「短時間勤務(4時間以内)」は、このカテゴリーの必須メリット。強くアピールしたい。「即日勤務OK」や「交通費支給」も人気が高いが、「日祝給与アップ」「日払い・週払いOK」といったメリットだけでも、採用がより効率的になるだろう。

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