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公開!職種別モチベーションが上がるとき、下がるとき (2)

仕事をする上で、その大きな原動力のひとつがモチベーションである。
絶えず、それを高く維持できる職場であれば離職も減り、また仕事の質も向上していくだろう。
では、モチベーションはどんなキッカケで上がり、また下がるのか?
そして、職種によってその違いはあるのだろうか?
そこで今回は、職種別にモチベーションについての調査結果を公開する。
そのアップダウンに関わる具体的な要因を探ることで、職種に応じた、より効果的な離職防止の仕組みも見えてくるに違いない。

INDEX

3 接客のお仕事

[フード]お客さんの満足度が働く人たちお満足度に反映

仕事へのモチベーションアップの要因としては、この職種で働く人の60%が「お客さんが喜んでくれたとき」と答えている。これが最多回答で、接客をメインとする職種の特性が良く出た結果となっている。次いで「給与をもらったとき」が54%。この2つの要因が数値的には目立って多かった。また、3位は「職場の同僚や仲間との仲が深まったとき」の39%、4位は「いろいろな仕事を任されるとき」の31%となっている。

一方、下降してしまう場合だが、その要因として「お客さんに怒られたり、無視されたとき」が51%でもっとも多くの割合を占めた。また、「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」が45%で2番目に多く、「職場の同僚や仲間との共同作業がない・うまくいかないとき」(32%)、「上司や社員に、仕事について注意されたり怒られたりしたとき」(31%)も上位回答となった。

[販売]商品が売れること、お役さんにほめられることがモチベーションのカギ

販売職でモチベーションが上がる要因としてもっとも多かったのは「お客さんが喜んでくれたとき」で、59%の人がそう答えている。「給与をもらったとき」が51%で2位。また、3位に入った「お客さんに買ってもらったりほめられたとき」も39%に達し、ベスト3に顧客の態度、反応に関する内容が入ったのは、今回取り上げた職種では、この販売職だけだった。これもひとつの特徴と言えるだろう。

モチベーションが下がる要因では、「お客さんに怒られたり、無視されたとき」が60%という高い割合でトップ回答となった。「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」は42%、「上司や社員に、仕事について注意されたり怒られたりしたとき」も30%と、2位以下も数値的には高い要因と言えるが、やはり1位の要因が突出して多く、この職種のモチベーション低下の大きな要因ということになるはずだ。

[サービス]お客さんが喜んでくれることと給与をもらうことが同率トップ

モチベーションがアップする要因から見てみよう。上位ではまず「お客さんが喜んでくれたとき」と「給与をもらったとき」がともに51%で同率トップ。以下、40%台の回答はなく、30%台で「その仕事を通じて、人の役に立っていると感じられたとき」(39%)、「職場の同僚や仲間との中が深まったとき」(35%)と続く。

対して、ダウンする要因は「お客さんに怒られたり、無視されたとき」が48%で最多。以下、「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」が42%、「職場の同僚や仲間との共同作業がない・うまくいかないとき」が30%、「上司や社員に、仕事について注意されたり怒られたりしたとき」が28%。過半数を超える突出した要因はなかったが、傾向としてお客様から受ける影響が強いという、このカテゴリーの特徴が十分出た結果となった。

[アミューズメント]3人に2人は「お客さんの喜び=自分の喜び」

モチベーションが上がる場合の要因だが、トップ回答となったの「お客さんが喜んでくれたとき」で、全体の65%がそう答えている。この数値は、今回調査した全職種のすべての回答の中での最高割合。いかに、この要因がそのアップの大きなキッカケとなっているかがわかる。また、ランク下位ではあるが、9位に入った「スタッフ限定の特典が得られたとき・使ったとき」(29%)や11位の「部下や新しく入った人への教育を任されたとき」(22%)は、他の職種と比較すると、倍以上のポイントの高さを示している。これらの要因も、この職種の特徴として着目しておきたい。

対して、ダウンする要因はどうか。「お客さんに怒られたり、無視されたとき」が60%と高い数値を出してトップ。次いで多かった「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」も51%と、過半数を超えている。3位となった「職場の同僚や仲間との共同作業がない・うまくいかないとき」も40%を示し、この要因を答えた割合では全職種でもっとも高い数値となった。

[カテゴリー全体]お客さんの反応と職場での仲間意識にやる気を見出す

モチベーションを高める要因は、グラフからもわかるとおり、全体的によく似た傾向にある。トップ回答は4職種いずれも「お客さんが喜んでくれたとき」(サービスのみ「給与をもらったとき」と同率トップ)で、顧客と接する現場業務としての特性が良く出た結果と言えるだろう。また、「職場の同僚や仲間との仲が深まったとき」が回答比率で3位または4位と、必ず上位に入っている点も、このカテゴリーの特徴のひとつ。職場の仲間意識、良好な人間関係が、やる気や仕事の喜びに結びつく傾向が強い職種、と推測できる。

低下要因に目を向けると、こちらもグラフの形状どおり、4職種ともその回答傾向はよく似ている。いずれも「お客さんに怒られたり、無視されたとき」がトップ回答であること、次いで多かったのが「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」。つまりは、顧客と職場の人間関係に起因している点で、アップする要因の上位傾向とも合致している。モチベーションが上がるも下がるも、この2点が大きなポイントということだろう。

図3-1.【接客のお仕事】モチベーションが上がるとき

図3-2.【接客のお仕事】モチベーションが下がるとき

vol.21 : PDFダウンロード

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4 人との結びつきが強いお仕事

[講師・インストラクター]役に立っているかどうかでモチベーションが決まる

モチベーションが上がる要因としては「その仕事を通じて、人の役に立っていると感じられたとき」が最多回答で52%を占めた。ただ、上位は拮抗していて、「給与をもらったとき」が48%、「お客さんが喜んでくれたとき」も45%に達している。

一方、下がるときはどうだろう。「その仕事を通じて、人の役に立っているという実感がなかったとき」が32%で最多回答だったが、こちらも上位は拮抗していて、「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」が30%、「お客さんに怒られたり、無視されたとき」が27%となっている。また、下位に目を向けると「上司や社員に、仕事について注意されたり怒られたりしたとき」は18%で、今回取り上げた全職種平均29%も大きく下回っている。この点も興味深い。

[営業職]教育係がモチベーションのアップに有効

「その仕事を通じて、人の役に立っていると感じられたとき」が47%に達し、モチベーションアップのトップ要因となった。「お客さんが喜んでくれたとき」が次いで多く、45%。そして、注目すべきは、38%の「給与をもらったとき」。この要因が1位もしくは2位にならなかったのは、今回取り上げた職種で、コンピューター・インターネットとこの営業職だけだった。下位ではあるが「部下や新しく入った人への教育を任されたとき」の21%も、こんな下位取り上げた全職種の平均値8%と比較すれば高い数値となっている。

一方、下がる要因としては、「お客さんに怒られたり、無視されたとき」が47%でトップ。「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」が45%と僅差で2位。次いで「その仕事を通じて、人の役に立っているという実感がなかったとき」が32%と続く。

お客さんが喜んでくれることと給与をもらうことが同率トップ

モチベーションがアップする要因から見てみよう。上位ではまず「お客さんが喜んでくれたとき」と「給与をもらったとき」がともに51%で同率トップ。以下、40%台の回答はなく、30%台で「その仕事を通じて、人の役に立っていると感じられたとき」(39%)、「職場の同僚や仲間との中が深まったとき」(35%)と続く。

対して、ダウンする要因は「お客さんに怒られたり、無視されたとき」が48%で最多。以下、「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」が42%、「職場の同僚や仲間との共同作業がない・うまくいかないとき」が30%、「上司や社員に、仕事について注意されたり怒られたりしたとき」が28%。過半数を超える突出した要因はなかったが、傾向としてお客様から受ける影響が強いという、このカテゴリーの特徴が十分出た結果となった。

[医療・福祉]職場の人間関係が重要

モチベーションが上がる要因としてもっとも多かったのは「その仕事を通じて、人の役に立っていると感じられたとき」で、過半数を超える54%に達した。この要因での数値としては、今回取り上げた全職種でもっとも高く、医療や介護の現場に従事する仕事であることを考えれば、十分納得できる結果でもある。2位には「給与をもらったとき」(45%)、3位には「お客さんが喜んでくれたとき」(43%)が入った。

逆に、ダウンする要因は何だろうか。最多回答は「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」で48%、次いで「お客さんに怒られたり、無視されたとき」の38%、「職場の同僚や仲間との共同作業がない・うまくいかないとき」の36%と続く。このカテゴリーの中では、より職場でのチームワークや仲間意識による影響が強いことが、見て取れる。

[カテゴリー全体]役立つことがモチベーションアッブの最大要因

モチベーションがアップする要因から見ていくと、「その仕事を通じて、人の役に立っていると感じられたとき」が3職種すべてでトップ要因となった点が、このカテゴリーの最大の特徴と考えていいだろう。医療・福祉と講師・インストラクターはともに、このトップ要因との因果関係も見えやすい。しかし、人の役に立つ職種と一般にイメージしにくい営業職もそうである点に、今回のひとつの発見があるように思える。また、「お客さんが喜んでくれたとき」がいずれの職種のベスト3に入った点も、このカテゴリーの特徴となっている。

では、ダウンする要因はどうだろう。「職場の同僚や仲間との人間関係が悪くなったとき」がいずれの職種でも1位ないし2位の要因となった点で、共通部分が見られる。だが、それ以外の要因では、傾向が異なってくるようだ。具体的には、講師・インストラクターと営業では数値的に高かった「その仕事を通じて、人の役に立っているという実感がなかったとき」が医療・福祉ではさほどでもなく、逆に「職場の同僚や仲間との共同作業がない・うまくいかないとき」は医療・福祉で高い数値だったが、講師・インストラクターと営業では下位だった。

図4-1. 【人との結びつきが強いお仕事】モチベーションが上がるとき

図4-2. 【人との結びつきが強いお仕事】モチベーションが下がるとき

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