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「求職期間」と「求人広告数」と「重視点」3要素で見る応募動向の傾向 (3)

一口に応募といっても、職種によってその動き方やポイントは一様ではないはずだ。
では、どのくらい求職期間に充て、その間、何件求人をチェックし、何を重視点として応募を決めていくのか。
また、これら一連の動きに関連性はあるのだろうか。
カテゴリ別、職種別にそのような応募動向の傾向を探り、より効果的な求人の方向性を考えてみたい。

INDEX

3 仕事探しの重視点

[オフィスでの仕事] イエチカ重視のオフィスワーク、仕事内容重視のクリエイティブ

最後に、取り上げるのが仕事選びの重視点。何をポイントに就職を決めたかだが、まずはオフィスワーク。最多回答は「勤務地が自宅から近いこと」で20%。次いで「時間の融通がきくこと」が11%、「給与が高いこと」が10%となった。
クリエイティブは「興味のある仕事内容であること」が29%。この数値は、今回取り上げた全職種の[仕事探しの重視点]での回答でもっとも高く、それだけこの職種が仕事内容を重視していることがわかる。「時間の融通がきく」も20%と高かった。
コンピューター・インターネットも「興味のある仕事内容であること」が最多回答で、24%は全体平均(11%)と比較してもその高さがわかる。しかし、クリエイティブと異なり「給与が高いこと」も19%と目立って高かった。

カテゴリ全体としては、3職種の共通項はなく、[求職期間]と[求人広告数]の結果同様、個々に違いが出た。イチエカとシフト勤務を優先するオフィスワーク、仕事内容が最優先のクリエイティブ、仕事内容+給与のコンピューター・インターネット。これらの特性を募集内容にどのように反映できるか、そのことが効率的な採用につながっていくだろう。

図3-1. 仕事選びの重視点(オフィスでの仕事)

[接客の仕事] イエチカ・シフト勤務優先と給与・仕事内容優先の二極化

販売とフードは全体平均とかなり近い結果となった。「勤務地が自宅から近いこと」「時間の融通がきくこと」「給与が高いこと」のベスト3も一致し、4位以降もほぼ順位は同じだった。その中で、販売はイエチカで、フードはイエチカと時間のシフトで、平均値より6~7ポイント高い点が目立つ。アミューズメントは、上位以外で「1日に働く時間が短いこと」「1週間あたりの勤務日数が少ないこと」がともに7%と高かった点に特徴が出た。
個性的なグラフを示したのが、残りの3職種。営業職の最多回答は、18%で「時間の融通がきくこと」だったが、全体で1位となった「勤務地が自宅から近いこと」はわずか3%。全体で6位だった「やりがいのある仕事」にいたっては0%という結果だ。講師・インストラクターは、もっとも多かった回答が「給与が高いこと」で21%。次いで「興味のある仕事内容であること」が16%、「やりがいのある仕事」が15%と続き、ともに全体の1位、2位となったイエチカとシフト勤務を上回っている。サービスは、講師・インストラクターと回答の傾向が似ているが、「やりがいのある仕事」は4%と高くなかった。

カテゴリで見てみると、含まれる職種の共通項は見出しにくいが、先の[求職期間]と[求人広告数]でともに平均から大きく外れた営業職と講師・インストラクターは仕事選びの重視点でも、全体平均とは異なる内容となった。また、[求職期間]と[求人広告数]で平均に近い結果の販売やフードは、ここでも同様に平均的だった。こういった傾向を踏まえ、募集時には各職種に対し、より効果的なアピールポイントを強く押し出していきたい。

図3-2. 仕事選びの重視点(接客の仕事)

[体を使う仕事] 重視点は自分でもできそうで労働時間が短いこと

軽作業・ラインスタッフでもっとも多かった回答は「勤務地が自宅から近いこと」で21%。「自分でもできそうな仕事であること」が15%で次いで多かった。配送・物流も最多回答は17%で「勤務地が自宅から近いこと」。2番目に14%で「給与が高いこと」が入った。

カテゴリに含まれる2職種の共通する特徴としては、「自分でもできそうな仕事であること」と「1日に働く時間が短いこと」が、ともに全体平均をポイントで倍近く上回っている点。イエチカや給与とともに、このあたりを募集時のアピールポイントにしたいところだ。求職期間は1~3日、チェックする求人は4件以内が大半のこれら職種の場合、そういったことを訴求できるかどうかで、採用効率が大きく左右することもあるはずだ。

このカテゴリに関しては、やはり全体にチェックする求人広告数は少なめ。具体的には、5社未満で決めてしまう層が7~8割存在する。募集に関してもその点を考慮して、欲しい時期に集中的に求人活動を行うことが、結果的には効率の良さに結びつくはずだ。

図3-3. 仕事選びの重視点(体を使う仕事)

[資格が必要な仕事] 興味ややりがいで仕事を選ぶ

医療・福祉では「時間の融通がきくこと」が20%でトップ、続いて「勤務地が自宅から近いこと」が19%、「興味のある仕事内容であること」が13%という結果となった。一方、専門・技術職など資格を有するものは、「興味のある仕事内容であること」が20%とその多さが目立つ。13%で2番目に多かった「やりがいのある仕事」とともに、この職種の特徴がよく出た結果と言えるだろう。

カテゴリ全体としては、ポイントの違いはあるにせよ、仕事への興味ややりがいで平均を上回っている点があげられる。医療・福祉は、イエチカ、シフト勤務、給与のポイントが高い分、興味ややりがいの伸びが大きくないが、裏を返せばそれだけ仕事へのハードさを感じているとも推測できる。[求職期間]では長期で探す傾向が出たのも、慎重な仕事選びの結果とも考えられる。したがって、募集に関しては、仕事の魅力ややりがいとともに、ハードというイメージを軽減させる工夫が効果的かもしれない。

図3-4. 仕事選びの重視点(資格が必要な仕事)

vol.24 : PDFダウンロード

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今月のまとめ

  • 全体平均では、求職期間は2週間未満が55%で過半数を超えている。募集時に考慮する応募者の動きとして、この期間がひとつの目安となるだろう。それよりも長い職種としては、オフィスワークや医療・福祉、専門・技術職などの資格の有するもの。加えて営業職で38%が1ヶ月以上を要している。これら職種の募集に関しては、時期をあまり限定せず、長期で求人を行うと効果的だろう。逆に、講師・インストラクター、軽作業・ラインスタッフ、配送・物流は半数前後が3日以内と短い。時期をピンポイントで狙った、集中的な募集が望ましい。
  • 内容をチェックした求人広告数は5社未満が全体の67%、という結果が出た。とりわけ講師・インストラクターは86%が5社未満と圧倒的。配送・物流も81%が5社未満となった。これら職種の募集では、職種の特性に合致した的確なアピールと、より早く求人が目に止まる工夫が必要だろう。一方、チェックした求人広告数が多い職種の代表は、営業職。5社未満は40%、逆に20社以上が20%に達した。じっくりと時期を限定せず募集を展開することで、より良い人材が取り込めるのではないか。
  • 仕事探しの重視点で、全体平均では、イチエカ、シフト勤務可、そして高い給与の3つのポイントが挙げられる。こちらとほぼ同じ内容なのがオフィスワーク、フード、販売など。また、軽作業・ラインスタッフ、配送・物流も平均に近く、これら3つのポイントは募集時のアピールとして欠かせないだろう。また、クリエイティブやコンピューター・インターネット、医療・福祉、専門・技術職などの資格の有するものは、やりがいを求める意識が高い。加えて、求職期間が短いとチェックした求人広告数も少なく、逆に求職期間が長ければ求人広告数も多いという相関性は見えてきたが、仕事探しの重視点に限っては求職期間との相関性は見出せない。

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