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「面接官の印象を決めるもの」 株式会社 fRee sTyle 代表取締役 城田 京子

「よい人材を採用したい」、採用担当者であれば誰しも願うことです。
今回は「面接」がテーマです。採用するか否を決定する重要な過程である「面接」ですが、
果たして、どう行なうのがよいのでしょうか?
面接官の心得として、気をつけなければならないことは何かを考えます。

採用活動は会社の広報活動だと考える傾向が強くなってきています。インターネットが発達し、誰でも自由に自分の意見をすぐに発信できる時代です。好意的な面接応対は御社のイメージアップにつながります。

就職難が長引き、求職者たちは今、給与や待遇、仕事内容などで譲歩し始めています。でも、会社の雰囲気や社員の人柄だけは譲歩しません。確かに、広告で求人を探す時は条件面を重視するのですが、それは面接の後、逆転します。最終的に彼等は会社の雰囲気や面接官の印象で会社を選ぶのです。

では、面接官の印象は何で決まるのでしょうか。それは、対応時の表情、姿勢、手足の動き、声の大小、話す速度など「非言語コミュニケーション」と呼ばれる態度や振舞いです。何を話したかではなく、どう振る舞ったかで印象が決まります。面接官の態度や振舞いは、すぐに印象となり、候補者の心の中で長い間影響力を持ちます。例えば、深い呼吸で発声した声、聞き取るに十分な大きい声で候補者に話しかけ信頼感を与えれば、それは持続することになります。

他にも「非言語コミュニケーション」が運ぶメッセージを紹介しましょう。笑顔は「好意」「嬉しい」ととられることは、みなさんよくご存知ですね。その逆の、口角が下がった表情は? そう、「不機嫌」です。大きい声は「本音」や「夢中」、小さい声は「技巧的」「冷静」の表れです。呼吸が深いと「リラックス」「重要視」、浅いと「緊張」「軽視」を意味し、姿勢が前傾だと相手への「好意」や「興味」、後傾だと「迷惑」「無関心」というメッセージになります。

普段、態度や振舞いを人はあまり意識しないものです。だからちょっと意識すればよいのです。例えば候補者と出会うときは、ほんのちょっと意識して、笑顔で。そして深めの呼吸で大きく声を出し、相手に一歩歩み寄るように、または少し前傾になるとよい印象を作れます。でも、一番よい方法は、面接官であるあなたが心から候補者に興味を持ち、好意的になり、よい関係をつくろうと思うことです。それは身体のどこかに必ず表われ、候補者に言葉よりも強く伝わるからにほかなりません。

城田 京子 / Kyoko Shirota

三菱商事、KPMG、その他国際的ビジネス・シーンでエグゼクティブ・アシスタントとして活躍後、1998年BOSCHグループに入社し、ヒューマン・リソースを担当。
アジア・パシフィック地域の人事総責任者として、欧州や米国の本・支社と連携をとりながらグローバルな人事開発を展開した。また国内で部下のマネジメントを実践しながら、日本、韓国、中国の各支社において人材開発プログラム、目標管理制度、コンピテンシー開発、賞与制度、その他数々の人事制度の導入と運営を実施した。
2003年よりコーチングをきっかけに、コミュニケーションと人材開発の世界に入り、2007年に独立し、株式会社 fRee sTyle を設立。代表取締役であるとともにみずから各種研修のトレーナーとして企業をまわっている。

取得資格
・PHP認定上級ビジネスコーチ
・JCDA認定CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
・米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー

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