アルバイトの面接辞退どう防ぐ?調査に見る辞退理由&防止策

  • アルバイト課題(採用関連の課題以外)

 

 

アルバイトの面接辞退に悩む雇用主の方は多いのではないでしょうか。そこで、実際に面接を辞退したことのある応募者にアンケート調査を行いました。気になるアンケート結果と、調査からわかった、効果的な面接辞退の対策をご紹介します。

アルバイト候補者が面接辞退を決意する理由やタイミングとは?

そもそも、候補者はアルバイト求人に応募した後、なぜ面接辞退に至るのでしょうか。実際に面接をキャンセルした求職者に、面接辞退の理由と決意したタイミングを調査しました。


面接を辞退する理由

調査内容:アルバイトの採用面接に行かなかった理由は何ですか?
調査方法:インターネット
調査対象:直近1年以内にアルバイト・パートに就業し、かつ面接を辞退したことのある15~34歳の男女
サンプル数:1050名

面接辞退の理由を調査した結果、「対応の遅れ」が面接を辞退される大きな要因となることがわかりました。応募から採用までに時間がかかると判断され、他の求人に流れてしまうと考えられます。

また、面接前に下見をした結果やインターネットの口コミなどのイメージで面接を辞退するケースも多く見られます。日頃から働きたくなるような明るい現場づくりは当然必要ですが、近年はインターネットなどで思わぬ悪評が立ってしまうことも。こまめにインターネットで情報収集をすることが大切です。

さらに、応募書類の作成や、面接会場へのアクセスを調べる手間を避けたい応募者もいるようです。

アルバイトが面接辞退を決意するタイミング

 

 調査内容:いつ面接に行かないことを決めましたか?
調査対象:応募したが面接に行かなかった経験のある、16~59歳の男女
調査手法:インターネット
サンプル数:・面接キャンセル層(応募したが、面接に行かなかった) 237名

面接のキャンセルを決めたタイミングは、面接の応募後の折り返し連絡が来る前が最多という結果になりました。やはり、先ほどの調査同様、対応の遅さが決め手になり辞退を決めていると予想されます。求職者は、応募をした段階から、すでにアルバイト先の選定や比較を始めているのです。

折り返し連絡が来た後から面接前日までにキャンセルを思い立っている応募者も全体の1/3ほどを占めており、面接当日を迎える前に辞退を決意している層は合わせて8割を超えています。

アルバイトの面接辞退を防ぐ方法1【求人広告・制度の見直し】

アルバイト応募者の面接辞退に関する2つの調査結果を参考に、雇用主が行うべき防止策をまとめました。まずは、求人広告とアルバイト募集制度について見ていきましょう。

 ・求人広告の内容を再度確認
・履歴書なしの応募を可能にする
・面接前に質問を受けつける

求人広告の内容を再度確認
Webや求人誌などに掲載している求人広告が、魅力的な内容であるか、また虚偽がないかを再度確認しましょう。

応募者はインターネットでも下調べをします。悪評がある場合には、求人原稿などで対策しておくことが望ましいでしょう。たとえば、「仕事が忙しくてきつい」というマイナスの評判が立っていれば、「スキルが身に付き、成長できる仕事です」などとプラスの表現を織り込み、「自分の成長につながる職場」と求職者に受け止めてもらえるように工夫することができます。

履歴書なしの応募を可能にする
応募書類の作成を面倒に感じる応募者がいることに目を向けた防止策です。応募書類を簡略化したり、廃止したりすることは応募者のストレスを緩和します。事前に準備してもらう書類の代わりに、当日に記入してもらう応募者シートなどを作成すれば、必要な情報は得られるため問題ありません。

求職者が気軽に面接に臨めるよう配慮することで面接辞退を防ぐことができるはずです。

面接前に質問を受けつける
面接当日よりも以前に疑問点を受けつけると、好印象なだけでなく応募者の不安をぬぐう効果があります。よくある疑問として予測できる、面接場所のアクセスや持ち物については、必ず事前に説明をしておきましょう。

応募フォームに質問欄を設け、また折り返し連絡の際に疑問点があるかどうか、確認を挟むように意識してみてください。

アルバイトの面接辞退を防ぐ方法2【コンタクトの取り方】

次に、面接辞退を防止する、応募者へのコンタクトの取り方をご紹介します。

・折り返し連絡は遅くとも翌日中に
・面接日程は複数提示する
・こまめにリマインド連絡を入れる

 

折り返し連絡は遅くとも翌日中に
当日から翌日中までに応募の折り返し欲しいと考えている求職者は、全体の6割以上いるというデータがあります。アルバイトの面接辞退の大きな原因に、対応の遅さが挙げられていたことからも、折り返し連絡のタイムリミットは翌日中と考えましょう!

連絡が遅い場合、他求人への応募を行う可能性が高まります。電話が難しいようであれば、メールの送信でも問題ありません。電話がつながらなかった際もメールや、LINE、SMSで連絡を入れておくと安心です。

面接日程は複数提示する
予定がなかなか合わず何度も連絡を取るのは手間がかかり、その間に他で採用が決まってしまう可能性が高まります。やり取りはできるだけスムーズに行う必要があります。

そのため、面接日程は複数の日時を提示するようにしてください。複数提示していることで、万一予定が合わなくても選択肢を絞りやすいでしょう。対応がスムーズに進むことで、応募者から好印象を抱いてもらえるというメリットもあります。

こまめにリマインド連絡を入れる
面接日程が決まったら、一週間前、3日前、前日など、こまめに連絡を入れましょう。

応募者が面接日時をあらためて確認できるだけでなく、雇用主側も返信があるかどうかで応募者の面接への意欲を確かめられます。調査で8割を超えていた、前日までに面接辞退を決める応募者を減らせるはずです。

面接でお会いできることを楽しみにしております、など相手が快く面接に来られるような文言も含ませると効果的です。

 

アルバイトの面接辞退を防いで人材確保につなげよう

アルバイトが面接をキャンセルする理由や辞退を決定するタイミングなど、実際のアンケート結果をご紹介しました。調査から見えてきた対策を実行し、面接辞退を防止しましょう。
面接数が増えれば人材の確保にもつながり、職場の生産性もアップするはずです!

無事に面接に至ったら、面接時には採用側も応募者に評価されているということを意識することを忘れないようにしましょう。応募者に好印象を残すためのポイントを押さえておくのもオススメです。

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[出典記載例] 出典:求人情報サービス アルバイトレポートより(該当記事URL)

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