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ミスマッチによる早期離職を防ぐ3つのフェーズ別対応方法

昨今、アルバイトの採用においても売り手市場と言われており、働く側が選べる時代です。選べるだけあって、合わなかったらすぐ辞めてしまうというミスマッチによる早期離職が増えています。そこで、アルバイトの採用を決めた後からでもできるミスマッチ対策をフェーズ別にご紹介します。

アルバイトの採用においてもフォローが重要な背景

                                                       図1

図1のグラフは、アルバイトなど非正雇用者などの離職タイミングの統計です。
実に55%の方が働き始めて半年もしないうちに退職していることがわかります。主な原因は「実際に働いてみたら思っているのと違う」というものです。早期離職の場合は、ミスマッチの不満が早々に募り、退職にいたります。

つまり、働き始めて「なんだか違うな」と思ってしまう前に、早急な対策が必要なのです。新しくアルバイトを採用した後は採用できたからと気を抜かず、すぐにフォローにあたりましょう。

アルバイトの早期離職・ミスマッチを防ぐ対応フロー3ステップ

図2

ミスマッチによる早期離職を防止するには早急に対策をしなければならないとお伝えしました。ミスマッチ対策をするにあたって、採用連絡、初出社日、入社1週間の3つのフェーズごとに異なる対応をしていくことがベストです。ここからは3つのフェーズごとの対策をご紹介します。

ステップ1:採用連絡は『迅速に対応する』

採用担当者は採用すると決めたらすぐに連絡を入れましょう。アルバイトのミスマッチ対策は働き始めてからと思っていた方もいるかもしれませんが、実はその前から対策をすることが大切です。

『迅速な連絡』の重要性

図3

図3は応募した店舗からの連絡が遅かった場合の、応募者の対応を調査した結果です。企業からの連絡が遅いと他の求人に応募するという応募者は33%。連絡が来ても無視する・優先順位を落とすというのを加えると40%以上に上ります。

企業からの連絡が遅いと、その企業は仕事が優先でアルバイトのことは後回しされている印象を抱きます。しかし裏を返せば、
すぐに連絡を入れることによってアルバイトを大事にする企業だと感じてもらえます。最初の連絡で迅速な対応をすることが採用後の離職のリスクを減らす重要な要素といえます。

具体的な対応とポイント
・可能な限り電話で行う
電話で採用連絡を行うことですぐに相手の意思を聞くことができます。メールだと他のメールに紛れて見てもらえない可能性もありますので、必ず電話を利用しましょう。

・応募してくれたことへのお礼
数ある企業の中から自社を選んでくれたのですから、まず第1に感謝の気持ちを伝えることが大切です。

・採用の意図を伝える
応募者は電話番号を登録していないこともあるので、急な電話に戸惑うことも考えられます。採用の意図をしっかりと伝えることで、少しでも不安を取り除いてあげましょう。

・連絡事項を伝える
採用時に必要なことを伝えるときは、長くなるので早口にならないように丁寧に伝えましょう。ここで初出勤日を決定してもよいでしょう。

・メールにて同内容を再度連絡
電話ではどうしても伝わりきらない部分もあるので、文章で確認できるように保険としてメールを送りましょう。

ステップ2:初出社日は『アルバイトを放置しない』

アルバイトの初出社日は、決して放置してはいけません。仕事ができないのは当たり前ですし、新しい環境に身を置くと人は誰しも不安です。

『アルバイトを放置しない』ことの重要性

                                                         図4

図4の表はアルバイトの早期離職理由をまとめたものです。早期離職に関連が強い項目として、面接時に対応すべき点が大半を占める中、3番目に仕事中の放置が挙げられています。仕事中の放置については、実際に勤務が始まらないことには、対策のしようのない要素です。

とくに
入社直後のアルバイトは、慣れない業務に不安やストレスを感じやすいものです。早期離職を防ぐためにも、アルバイトの放置を避ける対策が必要です。

具体的な対応方法
・可能な限り落ち着いた時間帯にシフトを入れてもらう
初日は雇用契約書や通勤手当の申請など実務以外の作業もすることになるでしょう。アルバイトがわからないことを質問できるよう、仕事が忙しくない時間にシフトを入れてあげることが懸命です。

・仕事を覚えてもらうことに重きをおかない
初日は他の従業員の名前を覚えることや、職場の雰囲気を感じることで精一杯です。最初から仕事の知識を詰め込みすぎず、2日目くらいまでは職場の環境や雰囲気に慣れさせることに重きをおきましょう。

・教育担当スタッフを惜しまない
わからないことがあったときに質問するという行為は、思っているよりも勇気がいります。はじめのうちはどんなに小さなことでも答えてくれる、メンターのようなスタッフを配置し、気軽に質問できる環境を作ってあげましょう。

ステップ3:入社1週間は『非公式のコミュニケーション』

非公式のコミュニケーションとは業務連絡などの仕事以外のコミュニケーション、つまり何気ない会話のことです。ミスマッチを防ぐには、この何気ない会話が非常に大事です。

『非公式のコミュニケーション』の重要性

図5

図5の表は、早期離職と社内コミュニケーションの関係性について調査した結果です。職場外での交流があったなど、仕事場以外で非公式のコミュニケーションをした人は、していない人に比べて早期離職の割合が低い傾向にあります。

仕事以外のコミュニケーションで先輩と何気なく喋れるようになれば、仕事でわからないことがあってもすぐに聞けるようになります。これにより仕事中に放置されるということも減り、アルバイトの早期離職を防ぐ効果もあるのです。

具体的な対応方法
・業務中の何気ない雑談
喋りすぎは良くないですが、適度な会話は場の雰囲気を明るくしてくれます。それにより張り詰めた感じがなくなり、忙しいときもミスをしにくくなる効果があります。

・昼食や休憩を一緒にとる
仕事中は話し込むことができないので昼食や休憩中という時間を使って会話の時間を増やしましょう。ただし、アルバイトが一人になりたいと感じることもあるので、意思を尊重しましょう。

・方向が同じであれば一緒に帰宅
昼食や休憩時の会話もいいですが、勤務中の会話は仕事の話題が中心になりがちです。プライベートな話をするのであれば退勤後の帰宅路がおすすめです。

・業務後に食事や歓迎会
アルバイトだと時間的に会えない人もいるので歓迎会を開催し、職場全員が揃ってコミュニケーションがとれる場を作ることも必要です。

アルバイトのミスマッチを防ぐにはフェーズに合わせた対応を

現在、あらゆる職場において人手不足が慢性化し、それに伴いアルバイトの求人は有り余るほどあります。この状況によりアルバイトから「ここがダメなら次もある」という考えが出てくることも不思議ではありません。ですから、採用できたからといって安心することはせず、今回紹介したとくに辞めやすい3つのフェーズごとの対策を行っていきましょう。

フェーズごとにあった適切な対策をしっかり行うことができれば、ミスマッチによる早期離職を減らせるでしょう。

◆図1調査概要
出典:中原淳+パーソルグループ「アルバイト・パート採用・育成入門」(ダイヤモンド社)
◆図3調査概要
【調査地域】 全国
【調査対象】 17歳~39歳で現在アルバイトをしている男女
【有効回答数】 200サンプル
◆図4、図5調査概要
【調査対象者】
小売・外食・運輸大手6社7ブランドにおける非正規雇用の一般従業員 (店舗・営業所スタッフ・配送スタッフなど)/8,141人

 

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