『人事力を上げる』 オススメ本 – 岩瀬大輔さん ライフネット生命保険(株)代表取締役副社長

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『人事力を上げる』 オススメ本 - ライフネット生命保険株式会社 代表取締役副社長 岩瀬大輔さん

昨年大好評だった「夏の課題図書」企画。今年は、気配り、法務・労務、仕事のスキル、コーチング、若年層雇用の5ジャンルの専門家による「オススメ本」をご紹介。「業界論」「組織論」「人事・労務管理」「仕事術」「自己啓発」といったカテゴリー別に教えていただきました。

岩瀬大輔

ライフネット生命保険株式会社 代表取締役副社長

ライフネット生命保険株式会社 代表取締役副社長。1976年埼玉県生まれ。東京大学法学部卒。ボストン・コンサルティング・グループなどを経て、ハーバード経営大学院に留学。卒業時、上位5%に入る成績最優秀称号(ベイカー・スカラー)を受ける。帰国後、ライフネット生命保険設立に参画し、09年より現職。著書に「入社1年目の教科書」(ダイヤモンド社)などがある。

▼ 【仕事のスキル】のプロ 岩瀬大輔さんのオススメ6冊 ▼

絶望の国の幸福な若者たち

【業界論】(若者論)『絶望の国の幸福な若者たち』
講談社/古市憲寿著/¥1,890
とかく大人目線で語られることの多い若者論ですが、これは執筆時26歳だった社会学者が同世代を徹底取材し、考え、当事者目線でまとめた世代論。「日本の未来に希望はないが、その国の若者は全然不幸ではなく、むしろ幸福を感じて生きている」など、若いオピニオンリーダーならではの分析、そして率直な声を聞くことができ、とても有意義です。

伝説の外資トップが説く働き方の教科書

【組織論】(マネジメント)『伝説の外資トップが説く働き方の教科書』
ダイヤモンド社/新将命著/¥1,680
いくつもの外資トップを歴任された新氏が、自身の半世紀近くにも及ぶ経験をもとに考えて考えて、結晶化させた仕事術。様々な逆境やプレッシャーを乗り越え、確かな実績を出してきた方だけに、一つひとつの言葉に非常に重みがあります。今、何をすべきかという知恵を全般にわたって伝えてくれています。ぜひ多くの方に新氏の言葉に耳を傾けてほしい。一度、対談させていただいたことがあるのですが、ユーモアもあって本当に素敵な人です。私も70代を迎えたらあんなふうになりたいと心底思いました。

入社10年目の羅針盤 ~つまらない仕事が楽しくなる~

【本人著書】<プレゼント対象本>『入社10年目の羅針盤 ~つまらない仕事が楽しくなる~』

PHP研究所/岩瀬大輔/¥1,470
仕事にも慣れ、マンネリを抱え、日々の仕事に悩んでいる人たちへの応援本になればと思い、書きました。とはいっても特別なハウツーなどありません。仕事において一番大事なのはやはり「気持ちの部分」。第一線で活躍し続けるためには、地道なことをどれだけコツコツ続けられるか、また、どれだけ相手の立場に立って物事を考えられるか。そのことをこの本を通して再確認していただけたらと思います。

人事部は見ている。

【人事・労務管理】『人事部は見ている。』

日経プレミアシリーズ/楠木新著/¥893
長年、大手企業で人事・労務に携わってきた著者が、人事評価をめぐる人事部と現場とのやりとりや新卒採用の決め手など、人事部のリアルな実務内容を、物語風につまびらかに描いています。人事関連のハウツー本は数多く出版されていますが、ここまで生々しく人事部の現実をドラマチックに伝えている本はありません。それだけに非常に興味深く読ませていただきました。

絶対ブレない「軸」のつくり方

【仕事術】『絶対ブレない「軸」のつくり方』

ダイヤモンド社/南壮一郎著/¥1,500
著者はとにかく突撃する人。「やりたいのはスポーツビジネスだ」と気づいた彼は、メジャーリーグ30球団すべてに手紙を送り、「NYへ来てくれたら」の一言で本当にNYまで行ってしまう。また、楽天が新規球団設立の際は三木谷社長に直談判。その結果、たった20分のプレゼンで創業メンバーに加わりました。この本を読み、能力の差なんてたかが知れていて、本当にやりたいことを手にできるかどうかは行動力がすべてなんだと改めて思いました。さらに「仕事においても鳥肌が立つような興奮する瞬間を作るべきだ」など、随所に熱いメッセージが散りばめられています。読めば自分も頑張ろうと思える、勇気を与えてくれる1冊です。

つながらない生活―「ネット世間」との距離のとり方

【自己啓発】『つながらない生活―「ネット世間」との距離のとり方』

プレジデント社/ウィリアム・パワーズ著 有賀裕子訳/¥1,785
「朝起きてすぐツイートしますか?」「休日もメールを見ますか?」「フェイスブックの書き込みが気になりますか?」という帯のフレーズにドキッとしました。ケータイやネット、SNSでつながり過ぎているデジタル社会。その中で、いかに自分に向き合い、静かな世界に浸ることが大事なのかを、プラトンやハムレットなど古今の賢人のエピソードを交えて教えてくれます。この本にかなり触発され、手帳に思いを書き込むようになりました。

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